京王杯2歳ステークス

東京11R 京王杯2歳ステークス
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

東京競馬場1日目11R
第54回
京王杯2歳S
芝 1400m/GⅡ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


今年は異例の8頭立て。賞金の高いGⅡで短距離戦となると、この時期の2歳戦でも頭数が集まるのが普通だが、今年は頭数的には寂しいレースとなってしまった。
それでも、小倉2歳S、函館2歳S、フェニックス賞、ダリア賞の勝ち馬が集まり、現時点の短距離実績馬たちの力関係を図るには丁度いいレースとなった。武豊騎手とともに重賞連勝を目指すファンタジスト、唯一のノーザンF生産馬にしてファンタジーSではなくこちらを選んだ牝馬のアウィルアウェイなど、後々のレースでも重要な存在となりそうな馬はスタンバイしている。







1枠1番
ファンタジスト
牡2/55.0kg 
武豊/梅田智之
騎手厩舎連対率:28.6%
東京芝:未経験 
芝1400m:未経験 
《期待値65%》

前走の小倉2歳Sの前に、「1200mを使うのはコレが最後になるでしょう。上のコロラトゥーレに比べるとおっとりしているしゲートも速くない。本質的には距離が延びた方が良いです」と言っていた。その小倉2歳S、スンナリと好位につけて直線まで我慢。追い出されて初めて鞭を入れられて、少し過敏に反応したところはあるが、内に切れ込みながらも鋭い伸びを見せて、他を寄せ付けずに完勝だった。当時、鞍上の武豊騎手も、「先々が非常に楽しみ」と素質を高く評価していた。
その後は放牧に出さずに在厩で調整。少しずつ距離延ばしていく方針との事で1400mのこのレースを目標に仕上げて来た。「一旦緩めて造り直した感じですが、順調だし、成長している感じもあります。この時期の2歳としては珍しく、何も注文することがない馬です。頭数の割りには骨っぽい馬が揃いましたが、ここまでは無事にクリアして欲しいですね」と陣営。先週から厩舎では、「土曜日は東京でファンタジスト、日曜日は京都でレッツゴードンキで勝つ」と盛り上がっていたとの事だ。






4枠4番
シングルアップ
牡2/55.0kg 
松山弘平/寺島良
騎手厩舎連対率:33.3%
東京芝:未経験 
芝1400m:1-0-0-0 
最高タイム:1.21.8
《期待値60%》

新馬・フェニックス賞と連勝して、前走の小倉2歳Sで1番人気に推されたシングルアップ。「寝藁を食った」「体重計が壊れた」との疑惑があり、2戦目のフェニックス賞はプラス14キロと大幅体重増だったが、前走はマイナス8キロとキッチリ絞れていた。ただ、ゲートで待たされたのが原因で出負けして、その後一旦ズルっと下がってしまい、慌ててインから追い上げて行くという厳しい展開。直線では前がキレイに開いていたが、そこから巻き返す脚は見せられずに6着に終わった。
「前走は出負けが影響して流れに乗れず、参考外と言っても良いでしょう。暑い時期に3戦したので、その後は放牧に出して立て直しました。とにかく何でも食べてしまうので、すぐに体重が増えてしまうし、馬ッ気が強くてまだまだ随所に幼さが見えます。それでも競馬に行くと集中して自分からグイグイと行くし、大型馬なので、広々とした東京コースに替わるのは歓迎です。距離に関しては前向き過ぎる気性なので、折り合いが課題になると思います」と陣営。



5枠5番
アウィルアウェイ
牝2/54.0kg 
M.デムーロ/高野友和
騎手厩舎連対率:60.0%
東京芝:未経験 
芝1400m:1-0-0-0 
最高タイム:1.21.6
《期待値65%》

新馬戦は大きく出遅れながら大外をマクって圧勝、2戦目のダリア賞でも馬混みに入るのを嫌がるようなところを見せて後方からの追走となったが、直線は離れた外から突き抜けて2連勝。このレースぶりには「幼さ全開で危うい面があることは確か」「粗削りで気持ちの面が難しい」と関係者も懸念しているものの、それを補って余りある魅力が圧倒的なスピードと、追ってからの爆発力。幸い今回も8頭立てで、揉まれたり縦長になって展開が向かないというリスクは少ない。
土曜日は京都でファンタジーSもあり、関西馬の牝馬は普通ならファンタジーS。アウィルアウェイも特別登録はしていたが、これはもはや一般ファンにとってもお馴染みの話になってきた“ノーザンFの使い分け”。このレース唯一のノーザンF生産馬がこの馬で、ファンタジーSには1・2番人気が濃厚のダノンファンタジーとレーヴドカナロアがいる。M.デムーロ騎手が東京に来るところも含め、アウィルアウェイが京王杯を使うことは前々から決まっていたようだ。


6枠6番
カルリーノ
牡2/55.0kg 
三浦皇成/高橋裕
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:未経験 
芝1400m:未経験 
《期待値55%》

前走の函館2歳Sはやや立ち遅れてしまったが、押して好位集団まで挽回すると、勝負処に直線と最後までしっかり伸びて3着。「出遅れなければもっと際どかったんじゃないか」と関係者も話していたように、能力の高さと道中のレースセンスは光った。
今回はそれ以来の復帰戦。函館の1200mでしか走っていないので、広い東京の1400mへの対応や、夏以降に勝ち上がってきた馬たちとのレベル差が気になるところだが、関係者は「決して早い時期だけの馬ではないし、帰厩してからの動きを見ても明らかに成長している」と強気なトーン。500万を使える立場にもかかわらず復帰初戦からGⅡに使ってきたのも自信の表れだろう。単なる早熟馬と見くびることは出来ない。


7枠7番
アスターペガサス
牡2/55.0kg 
福永祐一/中竹和也
騎手厩舎連対率:21.7%
東京芝:未経験 
芝1400m:未経験 
《期待値60%》

デビュー戦はスタートが良かったので先行して押し切る正攻法の競馬で勝利したが、2戦目の函館2歳Sは、元々あったスタートの悪さが出てしまい後方からの競馬を強いられた。それでも直線で豪快に追い込んできて、ゴール直前で内の馬を交わしてハナ差勝利。2連勝で重賞制覇となった。
3ヶ月半休養して、復帰戦に選んだのがこのレース。「先週の時点ではまだ太めだったので、2週連続でビシビシと追って、何とか間に合いました。今週の稽古に跨った福永騎手は、「まだ完調手前だけど、かなり走ります。この相手でも好勝負になる手応えはありますよ」と好感触を掴んでいたとの事だ。
自在性のある脚質からコース替わり、距離延長も問題なくこなせそう。デビュー当初から、「ダート向き」との評価もあり、ここを勝った後は朝日杯FS、負ければ全日本2歳優駿というローテも選択肢に入れているそうだ。



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