毎日王冠

東京11R 毎日王冠
有力馬事前情報 事前情報ランク【B】

東京競馬場2日目11R
第69回
毎日王冠
芝 1800m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクB】


今年の3歳世代を代表する2冠牝馬アーモンドアイのパフォーマンスが余りにも強烈である事に加え、夏の重賞関屋記念・新潟記念でも、過去に例の極めて少ない3歳馬が制したことで「今年の3歳は強い」という雰囲気を引き継がれつつ迎える秋競馬。ただ、忘れられつつあるが、春のマイル~中距離の重賞戦線を席巻していたのは明け4歳世代。この辺りのギャップが競馬の面白いところでもあり、馬券通の馬主関係者らが好むところ。
そしてこの舞台、東京芝1800mは、スタートしてすぐ2コーナーがあるため、マイル戦とは違いハナを主張する馬が複数いれば先行争いが激化する。逆に行く馬がいなければ、その後に長いバックストレッチがあるため超スローになることが多く、展開が両極端になりやすいコース。ゆえに、誰か行く気があるのか、競う相手はいるのか、早めに踏んでいく者はいるか、馬の能力と同様にその辺りが的中のカギとなるコースでもある。誰が言ったか「東京芝1800mは展開いらず」という格言らしきものもあるが、昭和の時代ならいざ知らず、今の高速馬場ではその見解は当てはまらない。現代の東京芝1800mは如何に展開が読めるかが大きな肝、ゆえに、展開が読める情報は、このコースでは特に『お宝』となる。







1枠1番
キセキ
牡4/58.0kg 
川田将雅/中竹和也
騎手厩舎連対率:50.0%
東京芝:0-0-0-1 
芝1800m:1-0-1-1 
最高タイム:1.46.7
《期待値70%》

菊花賞を制した後は低迷が続いている中竹和也厩舎キセキだが、今回は周辺のムードが違う。復活に向けて、ある程度以上の手応えを持って臨む一戦となりそうだ。「香港遠征の後で馬がバランスを崩してしまい、春は本当に状態が良くなかった」と証言するのは厩舎に近い、ある関係者。「特に口向きがひどくなってしまって、まるでギアもブレーキも壊れたような状態。ルメールに乗ってもらった日経賞は本当に申し訳なかった」と言うほどの状態だったそうだ。
しかし、今夏のリフレッシュ放牧で精神面が一気に改善。デムーロ騎手の騎乗停止により急遽乗ることになった川田将雅騎手は追い切りに乗って「聞いていたような難しさは全く無い。しっかりと収まりがつきます」と好感触だったそうで、厩舎スタッフも「これならこの馬の力は出せる」と前向きになった。馬体は秋初戦ということである程度太目のようだが、「それでも春と比べたら活気がある証拠」と、あまり不安視はしていないようだった。





2枠2番
ケイアイノーテック
牡3/56.0kg 
藤岡佑介/平田修
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:1-0-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

的中馬券をお届けしたNHKマイルカップでは、武豊騎手から乗り替わった藤岡佑介騎手の渾身の代打騎乗でギベオンを差し切り、人馬ともにGⅠ初勝利。▲抜擢に応える走りを見せてくれた。
その後はダービーも安田記念も自重して休養に入り、まずは天皇賞・秋を目標にしたいということで毎日王冠からの始動を選択してきた。
「あくまでもこの先のGⅠが目標なのでビッシリ仕上げたという感じではないが、これまでも休み明けからしっかり動けていたし、今回も復帰初戦としては申し分ない仕上がり。春と比べると落ち着いているのが成長点」と陣営は良いイメージを持っており、「古馬の一線級との戦いになるので力関係がどうか」と謙遜しつつも、勝ち負けになる手応えはありそうだった。
鞍上は今回も藤岡佑介騎手。NHKマイルカップは元々が急な乗り替わりということで、一回限りの代打の予定だったようだが、GⅠを勝たせたのだから当然継続だろう。本人もいつ乗り替わりになってもおかしくない立場だと、楽しみというか気合が入っているとのこと。





4枠4番
サトノアーサー
牡4/56.0kg 
戸崎圭太/池江泰寿
騎手厩舎連対率:25.0%
東京芝:1-0-1-1 
芝1800m:2-2-1-0 
最高タイム:1.45.8
《期待値70%》

6月の東京で行なわれる芝1800mのGⅢエプソムC、10月の東京で行なわれる芝1800mのGⅡ毎日王冠。この2レースの連戦は王道路線での出世を目指す馬の黄金ローテ。最近では2016年のルージュバック、2015年のエイシンヒカリ、2011年のダークシャドウが両レースの連覇を果たしている。この3頭はいずれも4歳時に連勝しているが、3連単まで会心の的中馬券をお届けした今年のエプソムC勝ち馬サトノアーサーも、今年が4歳のシーズンだ。
厩舎筋からの報告では「とにかくメチャクチャデキはいい」とのこと。実績では多少見劣るだけに、デキの良さや勢い、目下の充実度といった点を大切にしたい。「折り合いさえ付けば大丈夫。この馬の末脚を活かすには絶好の舞台だし、このメンバーならスローペースの可能性も低い。普通に走れば勝ち負けになる」と陣営はかなり強気な話をしているようで、実績はGⅢ1勝でも、格下感は感じない。





4枠5番
ステルヴィオ
牡3/55.0kg 
ルメール/木村哲也
騎手厩舎連対率:54.9%
東京芝:1-1-0-1 
芝1800m:2-0-0-0 
最高タイム:1.48.1
《期待値70%》

春のクラシック2戦は皐月賞が4着、ダービーが8着と馬券圏内までは届かなかった木村哲也厩舎ステルヴィオ。どちらのレースも出遅れや展開的な不利があり、着順ほど実際の力量差はなかったはずだが、デビューからそれぞれのレースでのパフォーマンスを見比べてみると、やはり1600m~1800mの方が良い競馬をしている印象はある。
この秋は菊花賞には目もくれず、1800mの毎日王冠で始動してマイルチャンピオンシップに向かうという方針。もし今回距離不安を感じさせない走りを見せれば2000mの天皇賞・秋を使う可能性は残されているだろうが、とにかく1800mの今回は仕切り直しの舞台としては最適だろう。
帰厩直後に熱発したが大事には至らず、ほぼ予定通りの調整。「ダービーの疲れはしっかり取れました。馬体重は増えてないけど重厚感が出てきて成長を感じています」と厩舎サイドも特段不安は感じていない。「55キロなら古馬とも渡り合える馬です」と強気に結んでいる。





5枠6番
サンマルティン
セ6/56.0kg 
池添謙一/国枝栄
騎手厩舎連対率:22.2%
東京芝:2-0-0-3 
芝1800m:2-0-0-1 
最高タイム:1.44.6
《期待値60%》

前走の小倉記念は3~4コーナーの仕掛けたいタイミングで、心房細動で下がってきたストロングタイタンが邪魔になり踏み遅れるロス。前半スローの上にレコード決着となり、仕掛け遅れを挽回できないまま終わってしまったようなレースだった。
「2走前だけ走れば、このメンバーでも全くチャンスがない馬じゃない」と厩舎サイドは強気だが、2週前に熱発したり、最終追い切りの前にゴネたりと、ややドタバタな状況での出走。距離もコースも問題ないが、まずは全力を発揮できるかどうか。この中間も追い切りに乗っている池添謙一騎手は「操縦性が上がっていて、すごく乗りやすくなった。これならちょっと攻めた競馬をしてみてもいいかも」と話していて、これまでとは違う先行策の可能性も。





6枠9番
アエロリット
牝4/55.0kg 
モレイラ/菊沢隆徳
騎手厩舎連対率:-
東京芝:2-2-0-1 
芝1800m:1-1-0-0 
最高タイム:1.45.7
《期待値70%》

安田記念クビ差2着の実績と鞍上モレイラを引っ提げて、好メンバーの揃った今年の毎日王冠で中心の1頭に推されている菊沢隆徳厩舎アエロリット。ヴィクトリアマイル、安田記念はともに落鉄のアクシデントに見舞われているが、その点に関しては蹄鉄の種類を変えるなどして対策済み。仕上がりに関しても、他の有力馬同様に先に目標があるにも関わらず、この後が心配になるほどキッチリ仕上がっている。
「この馬は牡馬相手だったり厳しい条件の時ほど走る馬だし、先行して根性を見せる馬なのでモレイラにピッタリのタイプじゃないか」とは関係者の評価。


7枠11番
サウンズオブアース
牡7/56.0kg 
田辺裕信/藤岡健一
騎手厩舎連対率:20.0%
東京芝:0-1-0-4 
芝1800m:0-1-0-1 
最高タイム:1.47.5
《期待値60%》

前走の札幌記念はあわやの4着。そろそろ能力の衰えを囁かれていた藤岡健一厩舎サウンズオブアースだったが、まだ終わっていないところを示した。これまでは長距離志向の使われ方をしていて、去年までは3年連続で京都大賞典を走っていたが、今年は初めて1800mの毎日王冠へ。「札幌記念で走れている点もあるし、今までと違う事をしたい。案外これくらいの条件が合っていたという可能性だってある」とのことだが、こういう話が持ち上がってくるのも、陣営が「今ならチャンスがある」と感じているからこそ。事実、情報筋は「デキはメッチャいい。他馬との力関係はどうかも、この馬としては面白い」と状態面に関しては絶賛している。
いまだ2勝馬、ステイゴールドみたいと言われて久しいが、ある意味でステイゴールド以上にもどかしい存在。まだ覚醒する可能性を秘めているのか…




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