神戸新聞杯

阪神11R 神戸新聞杯
有力馬事前情報 事前情報ランク【C】

阪神競馬場7日目11R
第66回
神戸新聞杯
芝 2400m/GⅡ/3歳/牡・牝馬/国際/馬齢


【事前情報ランクC】


ワグネリアン、エポカドーロが始動する今年の神戸新聞杯。ダービー馬と皐月賞馬が神戸新聞杯で直接対決となると、アグネスフライトとエアシャカールの2000年以来。一方、ダービーの1・2着馬が神戸新聞杯で直接対決という捉え方だと、2011年のオルフェーヴル対ウインバリアシオン以来のこととなる。
ちなみに、2000年はフサイチソニックがダービー馬と皐月賞馬を撃破。2011年はダービーと同じ着順でオルフェーヴル、ウインバリアシオンのワンツーとなっている。
今年は10頭立ての少頭数になった上に、いわゆる“夏の上がり馬”が1頭もいないという珍しい年。強いて挙げるとメイショウテッコンだが、白百合S、ラジオNIKKEI賞を勝っている事で、あまり格下感がなく、夏に力を付けてきたという印象は得られない。
ただ、馬券や配当的なところはどうかも、ワグネリアン、エポカドーロ、エタリオウなど、秋のGⅠ戦線を引っ張るであろう馬たちが揃っていることは確か。10月のビッグレースに向けて、見逃せないレースになる。







1枠1番
ゴーフォザサミット
牡3/56.0kg 
蛯名正義/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:29.4%
阪神芝:未経験 
芝2400m:1-0-0-1 
最高タイム:2.24.0
《期待値65%》

他の有力馬より一足先に、札幌記念で始動したダービー7着馬ゴーフォザサミット。結果は7着だったものの、「休み明けで古馬の一線級相手としたら上等。使って状態は上がってきたし、他の有力馬と比べたらアドバンテージがあるよ」と、陣営は元から札幌記念はココへの叩き台でしかなかったような口ぶりだった。
同じく7着だったスプリングSでも流れに乗れていないようなレースぶりで、小回りコースは不得手。その点でも外回りの神戸新聞杯を選択したのはプラスになる。なお、蛯名正義騎手は菊花賞までセットで乗ることが決まっているが、今週受けた調教師試験の結果次第では、今年が最後のクラシックになる可能性も。「一次試験の結果が出るのは来月だけど、蛯名もこれから一鞍一鞍大事に乗るんじゃないかな」と親しい関係者は話していたそうだ。





2枠2番
エタリオウ
牡3/56.0kg 
デムーロ/友道康夫
騎手厩舎連対率:47.6%
阪神芝:0-2-0-1 
芝2400m:0-3-0-1 
最高タイム:2.23.8
《期待値65%》

春は500万条件でも3戦連続で2着に敗れるなど、未だ1勝馬ではあるのだが、青葉賞2着、ダービー4着とレベルが上がっても僅差の競馬を続けてきた安定感は立派。今回はダービー馬ワグネリアンとともに友道厩舎2頭出しとなるが、ワグネリアンは菊花賞には行かないことが決まっており、逆にエタリオウは菊花賞を目標にしている。
「ダービーの当時はまだ能力に体が追いついていなかった。毎回勝ち切れなかったのもその辺りの未完成さに理由がある。それが、夏を越して体に幅が出て、ようやく成長してきた感じ。距離は延びれば延びるほどいいので、春はダービー一本のローテを組んでいたし、三冠で一番獲りたいのは菊花賞」と、厩舎はかなり強気。「(ワグネリアンと)1着同着がベストです」と言うほどで、このレースに関してはダービー馬と双璧の評価。


3枠3番
ワグネリアン
牡3/56.0kg 
藤岡康太/友道康夫
騎手厩舎連対率:17.5%
阪神芝:1-0-0-0 
芝2400m:1-0-0-0 
最高タイム:2.23.6
《期待値70%》

WORLDのダービー本命馬・ワグネリアン。さらに、双方が先を見据えながらダノンプレミアムと渡り合った弥生賞、圧巻の走りを見せた東スポ杯でも、本命馬として情報を提供し続けてきた存在。皐月賞の雪辱、単勝1250円、馬連7950円、そして福永騎手悲願のダービー制覇…!「頂点を獲れる」と見込んで追いかけてきた情報馬が、実際に最高の結果を出してくれたことは、WORLDにとっても、メンバーの方々にとっても大きな思い出になったことだろう。
さて、今回。まずは夏を越しての成長は明らかで、「背中とかの可動域が広くなった」と助手は表現していたが、馬体重が10キロ以上増えて、骨格や背丈が大きくなり、全体的に一回り逞しくなったとのこと。弥生賞の時と比べても仕上がりは良く、ダービー馬としての自覚のある競馬は出来そうな態勢だ。
そして、福永騎手の負傷による藤岡康太騎手への乗り替わり。コレはほとんど問題ない。それが代打に指名された理由でもあるのだが、藤岡康太騎手はずっと普段の調教から手伝っており、ダービー前の追い切りも乗っていたほど。むしろワグネリアンとのコンタクトという意味では福永騎手より上だ。関係者も「彼はキッチリ代打の仕事を果たすだけ」と信頼してレースに臨んでいる。





4枠4番
ステイフーリッシュ
牡3/56.0kg 
川田将雅/矢作芳人
騎手厩舎連対率:28.6%
阪神芝:未経験 
芝2400m:0-0-0-1 
最高タイム:2.24.2
《期待値60%》

京都新聞杯を快勝して臨んだダービーは10着。しかし、着差は0.6秒差で、外差しが決まらない展開になったことも考えると、決して絶対的な力の差を感じる結果ではなかった。また、「当時はカイ食いが悪くて馬体維持で精一杯。本番に向けての上積みを与えられなかった」という話もあったようだ。
そこから夏を越して、「体重はほとんど増えていないし、見栄えもするタイプではない」と厩舎サイドは話すものの、「カイ食いは旺盛になって、その分調教で負荷が掛けられるようになった。春とは中身が変わっていますよ」と不敵な発言も。京都新聞杯のような積極策も取れる馬で、侮れない1頭。





6枠6番
メイショウテッコン
牡3/56.0kg 
松山弘平/高橋義忠
騎手厩舎連対率:14.3%
阪神芝:0-0-0-1 
芝2400m:1-0-0-0 
最高タイム:2.28.9
《期待値55%》

白百合S、ラジオNIKKEI賞といわゆる“残念ダービー”と呼ばれることのある2レースを連勝中のメイショウテッコン。春シーズンはGⅠへの出走は叶わなかったが、OP、重賞の連勝でキッチリとその実力を示し、賞金も加算してきた。最後の一冠、菊花賞に向けて、まずは神戸新聞杯でダービー出走馬たちにその力を見せ付けたい。
前走の収穫について関係者は「逃げなくても良い形で競馬が出来たこと」と語る。以前はハナを切れないと簡単に負けてしまっていたが、前走は好位の内目でしっかり我慢が利き、勝負どころでは自分から動いてそのまま押し切る強い内容。「元々能力の高さは買っていた馬ですが、精神的に成長してレースで確実にその力を出せるようになりました。今なら一線級とも良い勝負が出来るはずです」と、関係者は強気だ。





7枠8番
エポカドーロ
牡3/56.0kg 
戸崎圭太/藤原英昭
騎手厩舎連対率:46.9%
阪神芝:未経験 
芝2400m:0-1-0-0 
最高タイム:2.23.7
《期待値65%》

皐月賞ははっきり言って展開をフルに活かした押し切り。展開利が非常に大きく、皐月賞馬だからといって即世代のトップという評価にはならなかったが、引き続き4番人気にとどまったダービーも2着に健闘。いよいよ本質的な能力の高さを認める必要が出てきたというところ。
とはいえ、エポカドーロの本質は、絶対的なポテンシャルの高さというよりは『レース巧者』であること。あすなろ賞、スプリングS、皐月賞、ダービー。これらは全てペースや展開、位置取りに恵まれて結果を出してきたが、それは毎回偶然恵まれたわけではない。自在にポジションを取れて、自在に動ける馬だからこそ、常に最も良い位置で競馬を進められるということだろう。そこも含めて競走馬の強さであるということは、つい先日引退したキタサンブラックも体現してきたこと。
「夏を無事に越せたことが何より。ここへ向けて状態は万全。メンタルが強くてタフさが売りだし、いい始動戦が迎えられそう」と、厩舎に不安の色はなし。10頭立ての2400m戦、やはり今回も力を出し切れる位置から上手く競馬をする可能性は高いだろう。
ちなみに、この後は菊花賞で決まりという訳ではないようだ。その辺りを見極める出走でもある。



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