オールカマー

中山11R 産経賞オールカマー
有力馬事前情報 事前情報ランク【C】

中山競馬場7日目11R
第64回
オールカマー
芝 2200m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクC】


秋古馬三冠初戦の天皇賞・秋から逆算するとやや間隔が空いてしまうため、近年はややその立ち位置が微妙なものとなっていたオールカマーだが、今年は昨年のクラシックホース2頭が秋の始動戦として出陣。秋のGⅠ戦線に向けて面白いレース模様となっている。
何と言っても注目はドバイ帰りのレイデオロだろうが、香港以来のアルアイン、宝塚記念以来のダンビュライト、大阪杯以来のゴールドアクター、春天以来のガンコと、春のローテーションが多様化していることを見て取れるのも面白いところ。出走間隔が違えば、放牧先での過ごし方や仕上げの難しさも変わってくる。
函館記念を勝ってから、札幌記念を使わずココに来たエアアンセムの話も面白く(内容は以下)、やはり始動戦ならではの、各陣営の思惑や本気度の差は存在する。その辺りの情報を上手く活かして整理していけば、思わぬ好配当が待っているかもしれない。
来週の中山は、皆様もお待ちかねであろう、この秋最初のGⅠスプリンターズS。もちろんWORLDも気合を入れて情報を集め回っている。そちらに関してのお知らせもお見逃しなく。







1枠1番
アルアイン
牡4/57.0kg 
北村友一/池江泰寿
騎手厩舎連対率:16.7%
中山芝:1-1-0-0 
芝2200m:0-2-0-0 
最高タイム:2.13.0
《期待値65%》

今回は4月末の香港以来の復帰戦。当初は帰国して宝塚記念への参戦を睨んでいたが体調が戻らず、札幌記念に目標を切り替えたが、なかなか調子が上がらずにそこも自重。結局秋まで待つことになってオールカマーからの始動となっている。こう書くと順調さを欠いているようにも見えるが、あくまで海外遠征明けの疲れを取りつつ、調子が戻ってくるタイミングを待っていたということ。むしろ、レースありきで仕上がり途上で使わなかったことは今後に向けてプラスになるだろう。
栗東への帰厩は8月29日。プール調教も挟みつつ順調に乗り込んでおり、秋初戦としては納得の仕上がりになっているとのことだ。昨年の皐月賞馬として中山コースに適性があるのはもちろん、2200mもセントライト記念、京都記念でともに2着。始動戦としては、条件が良くて結果を期待出来るレースを選んできている。





2枠2番
ダンビュライト
牡4/57.0kg 
武豊/音無秀孝
騎手厩舎連対率:13.3%
中山芝:1-0-2-0 
芝2200m:1-0-0-1 
最高タイム:2.12.3
《期待値60%》

ダンビュライトは宝塚記念以来の復帰戦。中山2200mはAJCCで重賞初勝利を成し遂げた舞台で、秋初戦の舞台としては絶好だろう。仕上がりは他の有力馬と同じく、あくまで秋初戦としては納得という程度。陣営は最終追い切りで終いを要したことを少し気にしていた。
ある関係者は「去年から負けっぱなしのレイデオロとアルアインがいるから、勝つまではどうかな」と弱気な話。レイデオロにはダービーと神戸新聞杯で、アルアインには皐月賞、ダービー、大阪杯、香港で毎回すこしずつ先着を許している。逆に考えればどのレースも僅差の負けでしかなく、トリッキーな中山2200mならば立ち回りで逆転は可能かもしれない。
なお、武豊騎手は土曜日の競馬でJRA通算4000勝にあと3勝まで迫った。日曜は午前中から有力馬が多く、メインまでに2勝は可能。重賞で達成となれば絵になるが…?





3枠3番
ガンコ
牡5/57.0kg 
藤岡佑介/松元茂樹
騎手厩舎連対率:42.9%
中山芝:1-0-0-0 
芝2200m:未経験 
《期待値55%》

今回は天皇賞・春以来の休み明け。14着大敗は「押せ押せで使っていてもうデキが落ちていた」ということで、今回はリフレッシュした効果に期待したいところだが、関係者のトーンは控え目だった。「これはひと叩きしないとダメですね。まだ馬に全然気が入っていないので」と、体力は回復したが、今度は気持ちの方がボケているようだ。
「調教の時計は出ているけど、春に見られた自分から向かっていくような姿勢が全然見られない。一言でいうと気合不足ということで、使ってピリっとしてくれば、次からが勝負です」と、何とも典型的な叩き台ムード。気合を乗せようと、中間には北沢伸也騎手が乗って障害を飛んだりしているようだが、それでも変わらなかったそうだ。先行力と中山向きの器用さはあるので、レースで上手く流れに乗せてどこまで粘れるか。





6枠7番
レイデオロ
牡4/57.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:46.2%
中山芝:2-0-0-1 
芝2200m:0-0-1-0 
最高タイム:2.16.5
《期待値65%》

昨年のダービー馬が、4歳秋の始動戦。もちろん復帰初戦から抜群に仕上がっているということはなく、あくまで先を見据えた状態ではあるが、ルメール騎手は「この馬はいつもこんな感じだし、休み明けなら悪くない」と前向きで、関係者も「ゆっくり休んでいたので海外遠征の疲れは取れているし、太目感なくテンションも上がらず、競馬のしやすい整ったデキになっている」と、状態面には信頼を置いている。
気になるのはこの後のローテだが、先週のレイエンダがセントライト記念2着で天皇賞・秋を断念することになった(既に放牧に出ており次走は今のところチャレンジカップと言われている)ため、レイデオロがルメール騎手で天皇賞・秋に向かう可能性も浮上。その場合はジャパンカップか有馬記念をスキップする可能性もありそうだが、その辺りも含めて今回の内容次第とのことだ。





7枠10番
ブラックバゴ
牡6/56.0kg 
池添謙一/斎藤誠
騎手厩舎連対率:100.0%
中山芝:1-1-1-4 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.14.8
《期待値55%》

前走の函館記念は、AJCCを鼻出血で回避することになり牧場で完全に緩めてからの休み明け。「思ったより仕上がりは良い」とのことだったが、過去最高の534キロという馬体が示す通り完調ではなく、レースでも鞍上との呼吸が合わずに掛かってしまい能力を発揮出来なかった。
今回も放牧を挟んでいるが、前走時と比べれば調整過程は至って順調。「太目感はないし、反応も良くなっている」とのことで、前走以上は確実だろう。雨と道悪が得意で、中山も重賞実績がある舞台。鞍上は昨秋のアンドロメダSで、急遽の乗り替わりながら勝利に導いた池添謙一騎手を起用している。





8枠11番
エアアンセム
牡7/56.0kg 
田辺裕信/吉村圭司
騎手厩舎連対率:50.0%
中山芝:2-2-2-2 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.12.8
《期待値65%》

ほとんどの馬はこの後のGⅠを見据えているオールカマーというレースだが、吉村圭司厩舎のエアアンセムだけは全く考え方が違うようだ。
「この秋はGⅠを使うつもりは全くない」と調教師は既に関係者に宣言。「メンバーの手薄な裏路線を歩ませる」と公言している。函館記念勝ち馬なら普通は使う札幌記念も「相手が揃いそうだったので止めた」と、その考えは徹底しており、詰まるところ「最も賞金を稼げるローテを組む」という話。なので、今回は他の有力馬たちとは違って、目の前のオールカマーを勝つつもりでビッシリ仕上げているそうだ。能力的には差があっても、ココでの勝負度合なら分があるようだ。
なお、「エア」の馬では3~4年前に活躍していたエアソミュールも徹底してGⅠを避けるローテを組んでいた。これは厩舎というよりオーナーの方針なのだろう。



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