七夕賞

福島11R 七夕賞
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

福島競馬場4日目11R
第54回
七夕賞
芝 2000m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


トップハンデが57キロというのは2010年以来8年ぶりのことで、今年は実績馬が不在という状況を良く表している。傑出馬不在の混戦ムードに加えて、馬場に関しても当日まで見極めが必要な難しい状態。ただでさえ波乱決着の多い夏の福島の名物重賞だが、今年もいかにも簡単には終わらなさそうなムードが漂っている。
ここ2年は4歳馬が制しているが、今年唯一の4歳馬であるプラチナムバレットの状態は?珍しく3頭出走してきた牝馬の扱いは?ほぼ毎年のように顔を出す2桁人気の穴馬はどれか?少頭数でも考えるべきことは多く、難解だからこそ的中すれば大きなリターンの見込める一戦になるだろう。




1枠1番
プラチナムバレット
牡4/57.0kg 
岩崎翼/河内洋
騎手厩舎連対率:10.9%
福島芝:未経験 
芝2000m:1-0-1-1 
最高タイム:1.59.3
《期待値65%》

大差の最下位に敗れた都大路Sはレース後の浜中騎手が「今日は返し馬から硬さがあり、レースでも左右のバランスが悪くて違和感があったため無理させなかった」とコメントしており、公式にも左前肢跛行と発表されたように、完全な参考外。それでも週明けの精密検査では異常は見付からず、名誉挽回と七夕賞を目標に仕上げ直してきている。
今回は岩崎翼騎手が調教から乗っており、「先週より今週の方が反応が良かった」と、状態が上向きであることを強調。そして、「ハンデは力の証明だと思うし、自分が上手く乗ってあげれば勝ち負け出来る」と自信を見せているとのことだ。岩崎騎手はこのレースで戦うレイホーロマンスを前走の騎乗ミスでクビになっており、その点でも燃えるモノがあるようだ。


2枠2番
キンショーユキヒメ
牝5/54.0kg 
北村宏司/中村均
騎手厩舎連対率:-
福島芝:1-0-0-0 
芝2000m:3-1-0-7 
最高タイム:1.59.5
《期待値60%》

2走前に福島牝馬Sを勝ったこともあり、今回は牡馬相手の七夕賞にエントリーしてきた中村均厩舎キンショーユキヒメ。「夏場がいいのかメチャクチャ具合が良い」と情報筋が驚くほどにデキは整っており、距離に関しても「勝った福島牝馬Sは1800mだったが、本来は2000mの方が合っている」ということで陣営は距離延長をプラスに捉えている。前走のマーメイドSは「3コーナーで外から被されて動き出しが遅れたのが響いた」とのことで、7着という結果は当然力負けではない。
馬場に関しては難しいところで、「時計の掛かる馬場の方が良い」という一方で「ノメるような道悪は苦手」という話。雨はもう降って欲しくないクチだ。






3枠3番
マイネルフロスト
牡7/57.0kg 
柴田大知/高木登
騎手厩舎連対率:39.1%
福島芝:1-1-0-1 
芝2000m:1-3-2-11 
最高タイム:1.58.1
《期待値50%》

昨年の2着馬で、今年はトップハンデタイの57キロで走る高木登厩舎マイネルフロスト。エプソムCで復帰した際に「狙いはココを叩いてからのサマーシリーズ」と聞いていただけあって今回は期待出来るかと思っていたが、意外にも陣営のトーンは上がってこなかった。
「前走後もなかなか体が絞れず、思ったような良化を見せていない」と、年齢のせいもあるのかひと叩きでガラリ一変とはいっていないようで、「道悪や荒れた馬場も得意ではないタイプ。雨の後の福島は馬場が荒れるので心配だし、今回は強気になれない」と、終始話しぶりは控え目だった。「もう一つ叩いて新潟記念でキッチリ仕上がれば」ということで、今回はやや割り引きが必要か。同じ「マイネル」ならマイネルサージュの感触が良い。





5枠6番
サーブルオール
牡5/55.0kg 
戸崎圭太/萩原清
騎手厩舎連対率:42.3%
福島芝:未経験 
芝2000m:2-1-0-0 
最高タイム:1.59.9
《期待値65%》

前走のエプソムCは直線で内に入った分だけ最後に伸び負けてしまったが、初の古馬重賞で4着ならば上々の結果。「やはり能力は重賞級」と、厩舎サイドはレース後にさらに評価を高めている。
今回は中3週だが天栄への短期放牧を挟んでおり、いわゆる10日競馬での出走となるが、調教を付けている元騎手の二本柳壮が「身のこなしも息遣いもいいし、状態は大丈夫」と太鼓判を押しているように、前走並みの仕上がりにはあるようだ。「以前よりコントロールが利くようになっているので乗り替わりも大丈夫。他の人気馬とはハンデ差があるし、勝ち負けを狙っている」と陣営は重賞制覇へ手応えアリ。





6枠7番
ワンブレスアウェイ
牝5/53.0kg 
石橋脩/古賀慎明
騎手厩舎連対率:18.2%
福島芝:1-0-0-1 
芝2000m:0-1-0-1 
最高タイム:1.59.1
《期待値60%》

OP入り後は出遅れ癖が付いてしまったこともあり結果が出ていなかった古賀慎明厩舎ワンブレスアウェイだが、前走のマーメイドSは久々に五分のスタートを切ると上手く立ち回って僅差の2着。ようやく能力の高さをレースで示すことができた。今回は中距離を狙い、「牡馬相手でもハンデ戦なら十分通用する」と考えて七夕賞に参戦してきた。
しかし、肝心のスタートに関しては「前走もゲート内でうるさかったが、ちょうど落ち着いて前を向いた瞬間にゲートが開いた。運が良かった」とのことで、改善された訳ではないようだ。「この中間も引き続きゲート練習はやっているが、レースで出るかどうかは何とも言えない」と、陣営も祈るだけといった感じ。普通に出て立ち回りの上手さを活かせば勝ち負けもある馬だけに、スタートが運次第というのは悩ましい。






7枠10番
レイホーロマンス
牝5/51.0kg 
内田博幸/橋田満
騎手厩舎連対率:0.0%
福島芝:0-0-0-1 
芝2000m:1-1-0-5 
最高タイム:1.59.8
《期待値65%》

前走のマーメイドSは道中後方のままで、いざ4コーナーでも身動きがとれず、最後方まで下がってから大外に回る不恰好な競馬に。愛知杯以来結果を残していた岩崎翼騎手とのコンビだったが、「ロスが大きすぎた。さすがにあれでは勝てない」陣営の怒りを買ってしまいクビ。新たな鞍上に内田博幸騎手を迎えて巻き返しを図る一戦となる。ハンデは51キロだが、内田博幸騎手は厩舎からの連絡に「楽ではないがチャンスのある馬だし頑張る」と意気込みを語っていたという。
今年に入ってからの成績通り、牝馬同士なら重賞でも常に上位争いになる能力がある馬。今回は牡馬相手となり、51キロのハンデでその差を埋められるかどうかだが、状態は引き続き良好で、スムーズな立ち回りが出来れば勝機はあるだろう。


8枠12番
シルクドリーマー
牡9/53.0kg 
石川裕紀人/黒岩陽一
騎手厩舎連対率:0.0%
福島芝:未経験 
芝2000m:1-0-0-1 
最高タイム:1.59.5
《期待値50%》

前走のステイヤーズSはレース後に左前脚の剥離骨折が判明。2.3秒差の大敗となってしまった理由は距離や相手のレベルだけではなかったということだ。そして、冷静に考えると驚くべきことなのが、8歳の12月にレースで骨折した馬を、引退させずに手術して復帰させようと判断した厩舎やオーナーサイド。「まだまだ活躍できる=稼げる」という手応えがなければ選ばない選択肢であり、そこから関係者のシルクドリーマーに対する期待値が推測できる。
幸い軽い手術のみで済む剥離骨折で、前走から7ヶ月の間隔は空いているが乗り込み自体は2月下旬から再開している。帰厩後も調教に乗った石川裕紀人騎手が「9歳馬とは思えないほど活気がある」と褒めていたそうだ。今回は53キロの軽ハンデもさることながら、最後に勝ったムーンライトハンデ以来の2000m戦というのもポイント。正直なところ勝つまではどうかも、立ち回り一つで例年の七夕賞のように"軽ハンデ馬による紐荒れ"を演出する可能性は十分。



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