ユニコーンステークス

東京11R ユニコーンステークス
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

東京競馬場6日目11R
第23回
ユニコーンS
ダ 1600m/GⅢ/3歳/国際/別定


【事前情報ランクM】


昨年は『匠』のMKブレーン武田氏が◎サンライズノヴァという最終決断を公開し、3連単2万5710円の万馬券的中をお届けしたユニコーンS。春の中央3歳ダート路線の頂点となるレースであり、サンライズノヴァといえばその後もOP、重賞で活躍を続け、先週のアハルテケSでも本命公開して3連単2万0670円の的中をお届けしたばかり。一昨年の勝ち馬ゴールドドリーム、3年前の勝ち馬ノンコノユメはどちらも古馬になってからフェブラリーSを制している。
今年は端午・青竜・鳳雛の前哨戦3鞍の勝ち馬が顔を揃えるなど、現状の3歳ダート路線の上位馬がほぼ集結。日本ダービーに向かったテーオーエナジーと伏竜S勝ち馬ドンフォルティスはここを使わずジャパンダートダービーに向かうようだが、大井でのGⅠに向けて流れを掴むのはどの馬となるか!?




2枠3番
プロスパラスデイズ
牡3/56.0kg 
太宰啓介/昆貢
騎手厩舎連対率:23.3%
東京ダ:2-0-0-1 
ダ1600m:2-0-0-1 
最高タイム:1.37.8
《期待値55%》

前走の500万下を3馬身半差で勝った昆貢厩舎プロスパラスデイズは、ここでもちょっと面白い存在になりそうだ。
以前までは二ノ宮敬宇厩舎にいて、厩舎解散とともに栗東の昆貢厩舎に転厩したこの馬。実は、前走を迎えるまでは昆厩舎では酷評の嵐。「ゴドルフィンに言われて仕方なく預かった」「走らん。とても500キロもあるように思えないペラッペラな馬」など、厩舎筋から報告されるのはヒドい話ばかり。東京で復帰したのも「新馬で勝ったのが東京だからどんなもんかと思って」と、全く勝負気配がなかった。
しかし、これは二ノ宮厩舎時代から馬を見ていた東の情報筋からすれば不思議な話。二ノ宮厩舎では「兄(ダートOPのノウレッジ)より上。少なくともOPまでは行ける」とデビュー当時から期待されていた馬で、転厩前の9着は「ソエが出たのに解散前だから無理やり使った」という裏話があった。「向こうに行っちゃったから分からないけど、500万は楽に勝てる馬のはず」と評価していた。
果たして、レースは元々この馬を知っていた東のジャッジが当たったというべきか、3馬身半差の楽勝。これには「あんなペランペランな状態で勝つんだから、もしかしたら凄い馬なのかも…」と、昆厩舎も考えを改めているという。馬自体へのジャッジはともかく、前走のデキが良くなかったのは事実のようで、「今回は2戦目で仕上がりは十分」とのこと。昆厩舎は実績上位のダンケシェーンも使うが、評価は双璧のようだ。


3枠5番
グレートタイム
牡3/56.0kg 
ルメール/藤原英昭
騎手厩舎連対率:62.5%
東京ダ:0-0-0-1 
ダ1600m:0-0-0-1 
最高タイム:1.39.2
《期待値65%》

ヒヤシンスS4着、鳳雛S2着とOPでは惜敗が続く藤原英昭厩舎グレートタイムだが、それでも関係者の間での「この世代のダート馬としてはトップクラスの存在」という評価は変わっていない。2走前のヒヤシンスSは元々視野には入れていたとはいえ、連闘での関東遠征は楽ではなかったし、前走もボウマン騎手が体調を崩し急遽岡田祥嗣騎手に乗り替わるアクシデントがあった。
陣営は「今回は臨戦過程が良いし、ルメール騎手で結果を求めている」と反撃に向けてトーン上々。「将来を期待して今はしっかり馬を造っているところ」と話しつつも、「心肺機能がしっかりしているし、能力や気性面も良くて全体的なレベルが高い馬。現状でもトップと遜色ない」と自信を覗かせている。それが藤原英昭厩舎のジャッジならば、素直に評価する必要があるだろう。





4枠7番
グリム
牡3/56.0kg 
川田将雅/野中賢二
騎手厩舎連対率:57.1%
東京ダ:1-0-0-0 
ダ1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.36.9
《期待値65%》

ユニコーンSの1ヶ月前に同じ東京ダート1600mで行なわれるため、近年はユニコーンSへの前哨戦として存在感が強まっている青竜S。今年のこのレースを制したのが野中賢二厩舎グリムだ。レースは人気2頭とのせめぎ合いで最後まで抜かせず押し切る強い内容で、2着スマハマはヒヤシンスS勝ち馬、3着オメガパフュームは先週の古馬1000万加古川特別を完勝と、レースレベルも高かった。青竜S当時は5番人気と世間的な注目度は低かったが、もう甘く見ることは出来ないだろう。
最終追い切りは坂路で自己ベストを更新。「スピードが勝っているタイプなので前走は距離がどうかという不安があったが、しっかり対応してくれたし、輸送を気にするところもなかった。今回はもう不安なく臨めるし、コース経験があるのも他の有力馬に対する強みになる」と陣営は期待していた。





4枠8番
ハーベストムーン
牡3/56.0kg 
戸崎圭太/浅見秀一
騎手厩舎連対率:20.0%
東京ダ:未経験 
ダ1600m:未経験 
《期待値60%》

鳳雛Sはデビュー以来初めての逃げの手に出て、2強と目されていたグレートタイムとコマビショウを完封してのOP勝ち。好スタートから自然とハナが切れて、後続が折り合ったため1000mの通過が64秒4という超スローペースに持ち込めたのは大きかったが、騎乗していた鮫島克駿騎手はグレートタイムに競り勝った直線を振り返り「来れば来るだけ伸びるという感じで、着差以上に強かった」とコメントしている。勝負根性の高さを見せられたのは収穫だ。
今回はデビュー以来初めてとなる関東圏での競馬かつ初めてのマイル戦。関西のダート馬は1200~1400mを使う馬と1800m前後を使う馬とに分かれるため、ダート戦では特殊なコース形態の東京1600mに惑わないかというところはある。ただし、逃げた前走を除けばデビュー以来常にメンバー中2位以内の上がりは使っており、ダラダラと粘って押し切るタイプではない。その意味では東京コースに対応可能な下地はありそうだ。





5枠10番
バイラ
牡3/56.0kg 
和田竜二/川村禎彦
騎手厩舎連対率:27.3%
東京ダ:未経験 
ダ1600m:未経験 
《期待値55%》

今年のメンバーでは4頭だけのダート3勝馬ながら、前走の端午Sは展開が嵌まったという見方が強いのか、あまり人気が上がってこない川村禎彦厩舎バイラ。2走前の中京での昇竜Sで負けた後に「左回りだとモタれてしまう」と陣営が語っていたことも、東京が舞台となる今回に関して不安を煽る一因となっているようだ。
しかし、この中間の陣営は前向き。「ハミを換えたりして工夫しながら、徐々に口向きは良くなっている。展開が嵌まったとはいえ、あの勝ち方はポテンシャルが高くなければ出来ない芸当です。直線の長い東京と距離延長で、さらに持ち味を引き出せる可能性はありますよ」と、再度の豪快な差し切りというシーンを思い描いていた。





7枠13番
リョーノテソーロ
牡3/56.0kg 
吉田隼人/武井亮
騎手厩舎連対率:29.2%
東京ダ:1-1-0-0 
ダ1600m:未経験 
《期待値60%》

デビューからの3戦はダートを使ったが、4戦目で初めての芝のレースとなったクロッカスSを快勝。それからは3歳マイル路線を歩んでいった武井亮厩舎リョーノテソーロ。実は日本ダービーにも特別登録を行なっていたのだが、そこは賞金不足で出走は叶わず、このタイミングでダート戦に戻ってきた。
「ダートは久々になりますが、パワフルな走りをするので問題はないでしょう」と、ある関係者。NHKマイルカップの際にも陣営から「雨が降ってくれれば勝ち負けになるのに」という話が出ていたように、本質的にはスピードよりもパワーで勝負したいタイプ。「芝でこれだけやれたのだから本質的な能力は相当高い。ダートに戻れば無双する可能性だってある」と期待を寄せる関係者もいるようだ。





7枠14番
ルヴァンスレーヴ
牡3/56.0kg 
デムーロ/萩原清
騎手厩舎連対率:50.0%
東京ダ:1-0-0-0 
ダ1600m:2-0-0-0 
最高タイム:1.36.2
《期待値65%》

2歳戦では無傷の3連勝で全日本2歳優駿を制した萩原清厩舎ルヴァンスレーヴ。当然今年もダート路線の中核を担う存在になると期待されていたが、今年初戦の伏竜Sで、前走破ったドンフォルティスに追い付けずまさかの2着に敗れてしまった。
乗っていた内田博幸騎手は「勝負処で反応が鈍かったのは休み明けのせいだったかもしれないが、普通は直線であそこまで差は詰められない。やはり能力的には凄いモノがある」と振り返り、厩舎サイドも「これまでマクる競馬が出来ていたのは、ミルコ独特の動かし方があるのかもしれない」と話しており、今回手綱が主戦のデムーロ騎手に戻るのはプラスだろう。
あとは状態面。これまでも間隔を空けながら使ってきたのはレース後の反動が大きいからで、レース後はユニコーンSに向かうかジャパンダートダービーに直行するかを迷う時期もあったという。出てくるからには、と思いたいところだが、直前の追い切りは軽く、陣営からも右トモの状態を少し気にする素振りがあった。




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