サンスポ杯阪神牝馬S

阪神11R サンスポ杯阪神牝馬S
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

阪神競馬場5日目11R
第61回
阪神牝馬S
芝 1600m/GⅡ/4歳上/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクM】


ヴィクトリアマイルを狙う馬たちの争い。復権を狙うソウルスターリング、アドマイヤリードのGⅠ馬に加え、3連勝中の上がり馬ミスパンテール、さらには伸び代のある4歳馬リスグラシューなどなど実に多士済々。続くGⅠを占う大事な一戦になることだろう。さらに、その情報も実に様々で、これも次走に向けて必見のものばかり。本番に向けて視界の開ける一戦は、必見である。




1枠1番
ジュールポレール
牝5/54.0kg 
幸英明/西園正都
騎手厩舎連対率:12.5%
阪神芝:2-0-1-0 
芝1600m:4-1-2-1 
最高タイム:1.33.8
《期待値60%》

エリザベス女王杯出走に関しては、当時もお伝えした通り、牝馬同士で戦える利を取ったというより、賞金面でマイルCS出走が絶望的な状況だったということが大きな理由。表向きには「距離はこなせる」と話していた厩舎サイドも、本音では「マイルでやりたかった」と。やはり本質的には成績が示す通りのマイラーと見ていいだろう。ゆえに、あの大敗自体は度外視可能。
その前走後、ターコイズS出走を目指したところ、2週ほど前から歩様が悪くなってしまい予定を白紙に戻す誤算があったこの中間の経緯は気になるところ。放牧に出してからも一頓挫あるなど、万全の過程を踏むことが出来ず、結果的に復帰がココまで延びたことは、誤算と言わざるを得ないだろう。幸い、帰厩してからの調整は順調に進んでおり、この厩舎らしく好時計を連発して態勢を整えてきた。「このままでは賞金的に苦労することになる。何とかココで加算しておきたい」と、モチベーション自体は高まっている。あとは狂ったローテがどう影響するか。





2枠2番
アドマイヤリード
牝5/56.0kg 
M.デムーロ/須貝尚介
騎手厩舎連対率:35.7%
阪神芝:0-1-0-4 
芝1600m:3-1-0-4 
最高タイム:1.33.9
《期待値65%》

前走の東京新聞杯が12着惨敗。かつてのGⅠ馬も見る影なし、一部では「もう燃え尽きた」という見立てをする者もいるそうだ。
しかし、終わったかどうかのジャッジはこのレースが終わってからでも遅くない。惨敗の前走に関しては、中間に目の外傷を負ってしまい、一度完全に緩めてから造り直すという大誤算があったという裏話(これはほとんど表には出ていない事実)。そもそも戦前の段階から「今回は回ってくるだけでいい」という指示も出ていたらしく、あの一戦に関しては完全に度外視して構わないのである。
同じく、6着に敗れた2走前のクイーンSの際も、「調教師の都合で使うだけで、全力を発揮できる状態じゃない」という話が北海道現地筋の間で囁かれていたという裏話。この敗戦も、やはり情報を知る者にとっては必然のものだった。
言ってみれば、表に出ない裏話が多い“情報ホース”。そんなこの馬に関する今回の話といえば、「今回はココを目標にキッチリ仕上げてきた。これで惨敗するならもう終わっているということ」と、調教師がキッパリ言い切るほどの態勢。凡走した2戦とはトーンがまるで違う。確かに、乗りに乗っていた昨年春シーズンほどとは言えないかもしれないが、少なくともワケアリの凡走だった前走、3走前のことは忘れた方が良い。





3枠3番
リスグラシュー
牝4/54.0kg 
武豊/矢作芳人
騎手厩舎連対率:33.3%
阪神芝:1-2-2-0 
芝1600m:2-3-1-0 
最高タイム:1.33.6
《期待値65%》

馬なりで51.3秒-12.1秒の好時計をマークした最終追い切り。厩舎サイドに言わせれば「出るだろうなぁとは思っていたが、やっぱり」と、予定より速い時計が出てしまったようだ。
しかし、このことは自体は特に気にすることはない。なぜなら、コレは前走時も同じだから。当時は最終追い切りで49.8秒という猛時計をマークしてしまい、「ヤバイ。反動が残らなければいいが……」と担当も本気で心配していたという裏話。それが終わってみれば牡馬相手の完勝なのだから、その経験から今回に関しても「あれだけ動いた前走でも馬体減りどころか4キロ増での出走というのに驚いた。思っている以上に本格化していたということ」と、厩舎としても好意的に捉えているようだ。週中の段階で468キロと、さらにボリュームアップしている点も好材料。
これまでは善戦するも、どうしてもあと一歩のところでGⅠタイトルを逃し続けてきたが、ユタカの評価は極めて高く、昨年末の段階から「来年の牝馬GⅠはこの馬で」と話していたらしい。このローテも前走を使う前から決まっていたもの。勝って本番のヴィクトリアマイルへ。「今回はGⅠ馬と斤量2キロ違うんだからね。勝ってもらわないと」と、待望のGⅠ獲りへ向けて、ココは通過点にしたい一戦。


4枠4番
ミエノサクシード
牝5/54.0kg 
福永祐一/高橋亮
騎手厩舎連対率:18.8%
阪神芝:3-2-0-2 
芝1600m:2-0-0-4 
最高タイム:1.33.3
《期待値60%》

これまで、素質は認められながら大事なところで取りこぼしが目立っていたこの馬が、遂に覚醒の時を迎えたが前走。騎乗した和田も「ビックリするくらい強かった」と目を丸くしていたように、これまで以上の決め手を発揮しての差し切り勝ち。条件戦だったとはいえ、牡馬を軽く捻った内容に、「コレは重賞でも楽しみ」と、レース後の関係者席でも賞賛の声が挙がっていたという。
その前走後は休養に入り、ココが今年緒戦。中間の攻め量も実に豊富で、休み明けで重賞挑戦と楽な条件でない中、厩舎サイドは「ここ2走とはフットワークが違う。馬が本格化してきた」と、イキナリからの激走を狙って懸命に仕上げてきている。福永も1週前に乗って好感触を掴んでいるとのこと。粒揃いのメンバー構成にあって人気はないだろうが、コレは侮れない存在になりそうだ。





5枠6番
ソウルスターリング
牝4/56.0kg 
ルメール/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:50.5%
阪神芝:2-0-1-0 
芝1600m:2-0-1-0 
最高タイム:1.33.2
《期待値65%》

2月11日に帰厩してから、少しテンションの高いところは見せていたものの、焦らず立ち上げた甲斐もあって、1週間後には時計を出し始めることができた。そこからは、いつも通り。ビシッとは追わずとも、馬なりで山のような乗り込み量を消化する調整方法。同じく休み明けのチューリップ賞や毎日王冠と同じパターンを敷いてきている。前向きな気性の馬だけに、マイルへの距離短縮も歓迎材料になる可能性は高く、女王復権へ向けての今シーズン緒戦、無様な競馬にはならないだろう。
ただし、一抹の不安と言えば道悪が残りそうな馬場状態。まさかの敗戦を喫した桜花賞、そして天皇賞・秋がともに道悪。この2戦の結果を受けて、厩舎内では「道悪は勘弁して欲しい」とスッカリ苦手意識が植え付けられいてるようだ。この中間、微妙にトーンが上がってこない理由も、この馬場状態を懸念してのものだろうと、精通筋は話している。





7枠11番
ミスパンテール
牝4/54.0kg 
横山典弘/昆貢
騎手厩舎連対率:37.0%
阪神芝:0-1-0-2 
芝1600m:2-1-0-1 
最高タイム:1.33.5
《期待値60%》

前走後はブッツケでヴィクトリアマイルに向かう予定もあったところ、「思ったよりも前走後の回復が早かった」ということで、ココ参戦を決めた経緯。その意味で、是が非でもココを獲りたいという意気込みに欠けることは否めない。それでも、GⅠ馬を含んで相手強化となるココで無様な競馬をするようでは、次のGⅠも見通しが暗くなるということで、「2キロの斤量差があるし、格好くらいは付けてくれなきゃ困る」と、それなりに結果を求める思いもあるようだ。
前走時、「前走(ターコイズS)は、たまたま上手く前が開いてくれたから。今回が試金石になると思う」と慎重な話をしていた横山典弘も、前走の競馬で感触を確かなものにしたようで、今回も「勝ち負けできる」と意気込み十分の遠征。ココの結果次第では今後の牝馬路線でも無視できない存在になるであろう馬。楽観はできないが、上がり馬の勢いを支持する手もありそうだ。



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