ニュージーランドT

中山11R ニュージーランドT
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

中山競馬場5日目11R
第36回
ニュージーランドトロフィー
芝 1600m/GⅡ/3歳/牡・牝馬/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


ニュージーランドトロフィーはNHKマイルCに向けたトライアルレースとして施行されるGⅡ競走で、3着馬までにNHKマイルカップへの優先出走権が付与される。
昨年まではNZTが唯一のNHKマイルCトライアルだったのだが、今年から阪神のアーリントンCが施行時期を来週に移し、新たなNHKマイルCトライアルとなった。これにより関係者の間では、元々メンバーが揃いにくく波乱も多かったNZTが、さらに低レベルになってしまうのではないか…?という疑念も挙がっていたのだが、蓋を開けてみると例年以上に良いメンバーが揃った印象がある。来週のアーリントンCも有力馬が控えており、今年の3歳マイル路線は層が厚いのかもしれない。
ということで、昨年までとは立ち位置やレースの雰囲気が変わったNZT。なので過去の傾向は必ずしも継続しないかもしれないが、近年は大波乱が多かった。ただし、人気薄でこのレースを勝ったような馬は本番では苦戦を強いられており、むしろカレンブラックヒル(1番人気1着)、グランプリボス(1番人気3着)、ダイワバーバリアン(2番人気2着)、ジョーカプチーノ(3番人気3着)のように、結果に関わらずこのレースで人気を得ていたかどうかが本番で走る指標になるような傾向がある。




3枠4番
アイスフィヨルド
牡3/56.0kg 
北村宏司/武藤善則
騎手厩舎連対率:-
中山芝:1-1-1-1 
芝1600m:1-1-1-0 
最高タイム:1.34.7
《期待値55%》

このレースがキャリア10戦目。昨年8月のデビュー戦から休まず毎月走り続けて前走で500万を突破した叩き上げのアイスフィヨルドだが、年明け辺りから着実に関係者の評価は上がっており、今なら重賞でも差のない走りが出来そうなムードだ。
「勝ち味に遅いタイプではあるが、デビュー以来掲示板を外したのは1200mを使った暮れの中山だけだし、上のクラスに上がってからも常に自分の脚は使っている。こういうタイプは重賞で相手が強くなっても崩れないはず」と関係者の期待値は決して低くなく、今回と同じ中山マイルでオメガラヴィサンとアルーシャを撃破した前走は確かに素晴らしい内容だった。チャンスはあるだろう。





3枠5番
カツジ
牡3/56.0kg 
松山弘平/池添兼雄
騎手厩舎連対率:16.9%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-1-0-0 
最高タイム:1.36.5
《期待値60%》

フレグモーネで朝日杯FSを回避したが、在厩して大事に仕上げた前走。自信を持って送り出したが、プラス14キロの馬体で登場。成長分を差し引いてもやや太め残り。その割には好位で流れに乗り、最後まで渋太さを発揮して5着と能力の高さは示した。「レース後は放牧を挟んだ調整で、急激にではないですが、確実に良くなっています。体も絞れていると思います。中山までの輸送も心配していないし、流れに乗って今度こそ重賞勝ちを、と思っています」と陣営。
手掛けるのはこれまで数々の重賞馬を育てた厩舎一番の腕利き。馬主サイドも、デビューから期待していた馬で、本来ならクラシックを目指したい気持ち諦めて、身の丈に合ったマイル路線に変更しただけに、ここで結果を出したいところだろう。雨が降って馬場が悪くなる事自体は苦にしないが、道悪で走ると、その後の反動が怖いとの事なので、次を考えると、あまり悪くなって欲しくはない気持ちはある様だ。





4枠6番
カシアス
牡3/56.0kg 
浜中俊/清水久詞
騎手厩舎連対率:31.8%
中山芝:未経験 
芝1600m:0-0-1-1 
最高タイム:1.34.1
《期待値60%》

函館2歳Sの覇者。それ以降は距離延長が課題となっていたが、1400m→1600mと段階を踏んで、徐々に慣れてきた模様。当初は『マイルは長い、本来は短距離向きで能力でこなしているだけ』との見方だったが、徐々にペースにも慣れて行き、前走のシンザン記念でも先行して、勝ち馬から0.2秒差の3着に粘った。「3ヶ月ぶりで一息入った分、多少余裕はありますが、息はできています。中山コースは始めてですが、前々で競馬をするので、競馬はしやすいでしょう。関東圏に輸送の経験があるし、キャリアは豊富なので、その強みを活かして上位争いを期待します」と陣営。重賞勝ちで賞金はタップリ持っているので、何が何でもここで権利を獲る必要はないが、実績から無視はできない存在だ。



4枠7番
エントシャイデン
牡3/56.0kg 
田中勝春/矢作芳人
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-1-0-0 
芝1600m:1-1-2-0 
最高タイム:1.35.1
《期待値55%》

500万条件で3→3→2→3着となかなか勝ち切れない矢作芳人厩舎エントシャイデンだが、この手のタイプは上の舞台に行っても相手なりに走れるという期待がある。厩舎としてもマイル路線の中心になると見込んでいる存在で、今回はNHKマイルCへの切符を掴むべく、自己条件ではなくNZTへの出走を決断。この相手でもいつも通りの安定感を見せればチャンスはありそうだ。
姉は重賞を2勝し、3歳春には桜花賞とNHKマイルCに出走したブランボヌール。逃げて差された前走の3着こそ若干不満の残る内容だったものの、2走前はラムセスバローズ相手に自ら勝ちに行く立ち回りで2着。3走前も今回人気の中心になるケイアイノーテックに0.2秒差の3着と通用の下地は見せている。「もう後がないのでココを使うが、硬さの出やすい馬なので中1週がカギ」とのことで、当日の気配も見ておきたいが、「中山は合っている」とコースに関しては2走前の結果から自信を持っているようだ。


5枠8番
ラムセスバローズ
牡3/56.0kg 
内田博幸/木村哲也
騎手厩舎連対率:18.8%
中山芝:1-0-0-0 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.35.3
《期待値60%》

前走は◎エントシャイデンの相手に取り上げて的中をお届け。その際にも触れたが、芝の新馬戦で2着し、『この馬はダートでこそ』との事でダートの未勝利戦を順当勝ち。そして昇級初戦のダートでも2着して早々にメドを立てた。それなのに前走また芝に戻したのが不可解なところもあったが、鞍上ルメールに拘ったという話もある。そしてその前走もシッカリと勝利して、芝・ダート不問のところを証明した。
「前走からそれほどレース間がないので、急激に良くなったという感じはありませんが、変わらず良い気配をキープしている、という感じです。重賞になりますが、相手なりに走るところがあるので、楽しみなところもあります」と陣営。しかも土曜日は雨の予報。馬場悪化でも苦にしないという可能性は高い。管理する木村哲也厩舎、土曜日はモンテグロッソを始め有力馬揃い。そして日曜日は桜花賞にプリモシーンが出走。さらに来週の皐月賞にはステルヴィオが控えている。「今週、来週は暴れますよ」と厩舎の雰囲気はとても良かった。






8枠14番
ケイアイノーテック
牡3/56.0kg 
戸崎圭太/平田修
騎手厩舎連対率:-
中山芝:未経験 
芝1600m:2-1-1-1 
最高タイム:1.33.9
《期待値65%》

単勝1.2倍の支持を受けて4馬身差での楽勝となった前走だが、これまでの実績を考えれば当然の結果。デイリー杯2歳Sで3着、朝日杯FSで4着とマイル路線では世代上位の走りを見せており、未だに500万を走っていたのが何かの間違いだったとすら言える。陣営も「目標は次」と語るように、NHKマイルC制覇を明確な目標として考えている素質馬。ただし、立場的には普通の2勝馬なので今回は3着以内に入っての権利取りが絶対条件となる。
「小回りの中山は心配ないが、馬場は良い方がしっかり脚を使えている」と陣営。稍重だった2走前のこぶし賞でも2着には踏ん張っているものの、やはり理想は良馬場のようだ。その点では、関東でも金曜日の夜から降り出す雨の模様が気になるところ。それでも関係者は「雨や外枠で軽く取りこぼすことがあっても、そもそもの素質が違うはずなので大負けして権利を逃すなんてことは想像していません」と自信十分の様子だった。





8枠15番
アンブロジオ
牡3/56.0kg 
石橋脩/菊沢隆徳
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:2-0-0-0 
最高タイム:1.35.0
《期待値60%》

『何としても勝って賞金加算をしたい』との前走だったが、好位につけるも決め手の差で4着までだった。「結果的に賞金を加算できませんでしたが、正攻法の競馬をして、差のない競馬ができたのは収穫でした。前走の疲れが取れのは早く、この中間も順調に調整できています。トモの入りが少し遅いので、エンジンが掛かるのが遅いですが、それを中山の急坂でカバーできたら、と思います」と厩舎サイド。久しぶりの右回りに加えてのフルゲートの大外の15番というのは試練だが、そこはコースを知り尽くしている鞍上の手腕に委ねている。馬場不問の強みがあるし、ここで重賞勝利の可能性も十分ありそうだ。



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