マーチステークス

中山11R マーチステークス
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

中山競馬場2日目11R
第25回
マーチS
ダ 1800m/GⅢ/4歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


2009年のエスポワールシチーを最後に1番人気の勝利が無く、昨年は当時10番人気のインカンテーションが勝って3連単46万馬券、2012年には3連単232万馬券の大波乱になるなど、すっかりGⅠ高松宮記念の裏の“荒れる重賞”という立ち位置になっている中山ダート1800m唯一の重賞マーチS。
この時期のJRAのダートGⅢは、一流馬がちょうど休養に入ったり交流重賞に向かうことが多いために、ダート路線の主要ローテから外れており、今年のメンバーを見てもチャンピオンズC、東京大賞典、フェブラリーSと直近のGⅠを走ったのはロンドンタウンただ1頭だけ。格上不在の混戦となるため、波乱の余地が生まれやすいのだろう。
今年は2008年以来となる「単勝1倍台の1番人気馬」が現れそうだが、2008年に単勝1.7倍の支持を受けたフィフティワナーは3着に敗れ、馬連万馬券の決着となっている。果たして今年は…?







4枠7番
ディアデルレイ
牡7/57.0kg 
勝浦正樹/牧光二
騎手厩舎連対率:33.3%
中山ダ:1-1-0-2 
ダ1800m:1-1-0-3 
最高タイム:1.52.0
《期待値65%》

「今年はこの馬で大仕事をする」と、陣営も鞍上の勝浦騎手も意気込み十分に臨んだ東海Sが9着。結果には不満だったものの、「中途半端に前を追い掛けてしまったし、ハミも掛かり通しで厳しいレースになってしまった」と、一応の敗因は掴んで納得している。鞍上の勝浦騎手は「勝てるレースなのに自分の乗り方で失敗してしまった」と、かなり反省しているようで、今回も関係者に頼み込んでコンビ継続となったという経緯。汚名返上に懸ける気持ちは強い。
マーチSは昨年2着のレースであり、2走前の師走Sは逃げてサンライズノヴァ以下に4馬身差の圧勝。その実力やコース適性に関しては疑う余地はない。あとは前走の敗戦を糧に上手くレースが出来るかどうかだけ。





4枠8番
センチュリオン
牡6/57.0kg 
幸英明/田村康仁
騎手厩舎連対率:0.0%
中山ダ:7-2-2-3 
ダ1800m:7-3-2-6 
最高タイム:1.51.0
《期待値65%》

去年は賞金不足で除外されてしまったマーチSだが、今年はOP2勝の実績を積んで賞金を確保し、有力馬の1頭として乗り込んできた。これまでのレースでもお伝えしてきたことだが、キャリア全7勝が中山ダート1800mでのものという生粋のコース巧者であるセンチュリオンにとって、唯一の中山ダート1800m重賞であるマーチSは普通の馬にとってのGⅠに値するほどの大目標。関係者も「何としても使いたいレースだったので前走でしっかり勝てて本当に良かった。この馬が重賞を勝てるとしたらココしかないですから」と、大いに期待を抱いている。オープン入り後は勝ち切れないレースが続いていたが、近3走で2勝と勝負強さも増して充実している今なら。






5枠9番
エピカリス
牡4/56.0kg 
ルメール/萩原清
騎手厩舎連対率:35.7%
中山ダ:未経験 
ダ1800m:2-0-1-1 
最高タイム:1.51.7
《期待値55%》

デビューから3歳春までの圧倒的な強さを思い返すと、この辺りの条件で燻っているような馬ではないはずだが…今回もエピカリスの関係者からトーンの高い話は聞こえてこないというのが偽りのない状況だ。最終追い切りでは併せたアデイインザライフに遅れてしまい、エピカリスに乗っていた助手が「もうひとつ上のギアが入らなかった」とクビを傾げるのみならず、併せた相手に乗っていた北村宏司騎手も「並びかけられるところまでは良かったのに、そこからがアレって感じだった」とエピカリスの状態を不安視。途中までの動きは良かったという点から、「不振の原因はどちらかと言うと精神面ではないか」と考える人間もいるとのことだ。ルメール騎手がこの馬のために中山にいることからも、走らないと困る馬であることは確かだが…。


5枠10番
コスモカナディアン
牡5/56.0kg 
柴田大知/金成貴史
騎手厩舎連対率:16.7%
中山ダ:2-2-1-5 
ダ1800m:2-4-2-5 
最高タイム:1.51.1
《期待値55%》

2走前の東海Sではテイエムジンソクとただ1頭渡り合う2着に好走。続く総武Sで7着と大敗してしまったため、今回は再び人気を落としそうだが、元々、仁川S2着→マーチS12着、ラジオ日本賞4着→師走S12着というように、好走後で人気に推されたタイミングでポカをしやすいタイプ。裏を返せば、前走で大きく負けていてもアッサリ巻き返すことも多い馬ということでもある。
前走に関しては「内を回った方が良い馬で、今回は大外枠で外目を回らされたことで勝負処で苦しくなった」と鞍上が振り返っている他、フェブラリーSを除外になっての2週スライドで馬体重がプラス12キロと大幅増だったのも響いたはず。この中間は予定通りのローテで順調にきており、能力を発揮すれば2走前の再現は十分にあり得る。


6枠12番
アルタイル
牡6/57.0kg 
田中勝春/手塚貴久
騎手厩舎連対率:12.5%
中山ダ:1-0-1-2 
ダ1800m:2-0-3-3 
最高タイム:1.51.2
《期待値65%》

今回のアルタイルの強みはデキの良さ。「稽古で唸っていて、最近では一番のデキと言っていい。もちろん勝った前走よりも上だし、トモの頼りなさが解消してパンとしている」と陣営が状態面を絶賛しており、3着だった去年以上の結果が見えている状況だ。
「本質的には1800mは長いので、ロス無く立ち回って脚を溜める必要はある」と距離への不安は完全には払拭されていないものの、「ペースが流れてくれて距離ロス無く回ってこられれば前走の再現は可能」と勝ち負けへのイメージは出来ている。去年より3キロ増えている57キロというハンデに関しては「この馬が力を付けている証拠」と陣営は気にしていない様子だった。





7枠13番
ハイランドピーク
牡4/55.0kg 
横山典弘/土田稔
騎手厩舎連対率:100.0%
中山ダ:3-2-0-1 
ダ1800m:3-2-0-1 
最高タイム:1.51.9
《期待値65%》

1000万、1600万をともに大楽勝で突破し、勢いを駆って重賞マーチSに挑む土田稔厩舎ハイランドピーク。前走の上総Sは翌日に行なわれた総武S(センチュリオンが勝利)よりも0.5秒速い時計で逃げ切っており、55キロならばこのメンバーでも順当勝ちだろうという雰囲気が広まっているのは確かだ。
しかし、意外と当事者たちは慎重なようで、厩舎スタッフは「昇級で本当に1番人気になっちゃうんですか?あくまでも今回はチャレンジャーのつもりなんですけどね」と情報筋に漏らしていたり、高松宮記念ではなくこのレースに乗る横山典弘騎手も「時計通りならやれるかもしれないが、相手が強くなって自分の競馬が出来るかは分からない」と半信半疑。前日最終オッズの1.4倍という圧倒的な支持ほどは、関係者たちは絶対視はしていない。状態などで死角になるような話はないのだが、やや過剰評価気味になっている現状をどう判断するか。





7枠14番
クインズサターン
牡5/55.0kg 
津村明秀/野中賢二
騎手厩舎連対率:0.0%
中山ダ:0-0-1-1 
ダ1800m:0-0-1-3 
最高タイム:1.52.7
《期待値60%》

以前は広い東京コースでないと持ち味の末脚を活かせない馬だったが、OP入り後はコーナー4つの1800mでも崩れず走れるようになり、特に前走の総武Sは前残りの展開をただ1頭追い込んできた。「器用さがないので展開待ちになるのは確かだが、この馬自身の末脚はどんどん磨かれているし、嵌まれば勝負になるだけの状態にはある」と陣営は色気を持っており、「レース後の回復が早くなり、使ってもへこたれなくなった」ということで今回も状態はかなり良いようだ。とにかく強い先行馬同士がやり合ってくれることを願う1頭。波乱の展開となれば出番がありそうだ。



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