フラワーカップ

中山11R フラワーカップ
有力馬事前情報 事前情報ランク【C】

中山競馬場7日目11R
第32回
フラワーC
芝 1800m/GⅢ/3歳/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクC】


桜花賞まで中2週となる1800m戦ということで、近年は必ずしも「桜花賞への最後のチャンス」といった様相では無くなっているフラワーC。最近の勝ち馬の次走を振り返ってみても、去年のファンディーナは皐月賞、2016年のエンジェルフェイスはオークス、2015年のアルビアーノはNHKマイルCと、その後のローテは多様化している。
今年は、阪神JFの直前までは世代の牝馬No.1と言われていたロックディスタウンが藤沢和雄厩舎への転厩を経て再始動。しかし、1勝馬にも素質は見劣らない有力馬が揃っており、ファンディーナが断然の1強だった去年のレースとは違った雰囲気になりそうだ。果たして桜花賞、もしくはオークスへの切符を掴むのはどの馬か、桜花賞前最後の牝馬重賞としてしっかり見届けたい。




2枠2番
バケットリスト
牝3/54.0kg 
ミナリク/高橋文雅
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:1-2-0-1 
芝1800m:1-2-1-3 
最高タイム:1.49.7
《期待値55%》

今回で4戦連続となる中山芝1800m戦、さらにここまで中山芝1800mは4戦3連対でもあり、このコースの経験と実績は間違いなくメンバー随一という高橋文雅厩舎バケットリスト。前走で10着に大敗してしまったことで一気に目立たなくなったが、この敗戦は「最内枠で出遅れてスペースを失い、最後方からの競馬になってしまいました。器用さで結果を残してきた馬なので、あの位置取りからでは力を出せませんでした」とのこと。好走時のように前目から自分で動く形なら、中山の上手さも手伝って大きく巻き返せるはずだ。


3枠3番
ノームコア
牝3/54.0kg 
北村宏司/萩原清
騎手厩舎連対率:16.7%
中山芝:1-0-0-0 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.49.1
《期待値60%》

本命公開した7月の新馬戦を快勝し、続くアスター賞も牡馬相手に人気を背負って2連勝。今年のメンバーの中では唯一の無敗馬としてフラワーCに臨む萩原清厩舎ノームコア。「前走後に球節に不安が出たので休ませていた」ということで今回は半年振りのレースになるが、「脚元の不安は無くなったし、仕上がりも休み明けとしては悪くない」と陣営のトーンは前向きだ。鞍上の北村宏司騎手は「福島、中山で勝っているが、追えば追うほどジワジワ伸びるタイプなので本質的に東京向きなんじゃないか」と、乗り手ならではの見解を持っているようだが、それでも「基本性能が高い馬なので楽しみですよ」と最後は強気に感触を語っていた。東京向きという言葉からはオークスへの期待も窺えるところで、今回どれくらいのパフォーマンスを見せられるかに注目だろう。





4枠4番
ロックディスタウン
牝3/55.0kg 
池添謙一/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:未経験 
芝1800m:2-0-0-0 
最高タイム:1.50.4
《期待値70%》

堂々の1番人気に推された阪神JFでまさかの9着大敗。これは、今振り返れば陣営の強い気持ちが空回ってしまった結果だと結論付けていいだろう。当時は世間的には明らかになっていなかったが、既に二ノ宮敬宇厩舎が2月末で解散することは決まっており、有力馬で臨む最後のGⅠとして厩舎もオーナーサイドも並々ならぬ本気度だった。しかし、結果的にはそれが“仕上がり過ぎ”、“輸送後のイレ込み”、“掛かって失速というレース内容”という方向に悪転してしまったのだった。
もう1つ、世間に話題を呼んだのが2月頭に突然発表された藤沢和雄厩舎への転厩。普通ならば勇退・引退調教師の管理馬は3月1日付けで転厩となるのだが、ロックディスタウンに関しては次走が3月中旬のフラワーCと決まっていたことに加え、藤沢和雄厩舎サイドの「これだけの期待馬なので、早く自分の厩舎に入れて、個性を掴みながらちゃんと仕上げたい」という要望で1頭だけ早く転厩手続きを済ませたのだった。これぞ関係者の期待が全く萎んでいないことの証明であり、転厩後は父の背中を知る池添謙一騎手にコンタクトを任せるという秘策も用意してきた。復活へ、意味の大きい一戦になる。





4枠5番
ノーブルカリナン
牝3/54.0kg 
勝浦正樹/友道康夫
騎手厩舎連対率:-
中山芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.48.6
《期待値65%》

前走のエルフィンSでは惜しくも2着に敗れ賞金加算に失敗してしまったが、人気の中心だったトロワゼトワルに対して自ら動いてプレッシャーを掛けにいき、直線では内から一旦は先頭に立つ末脚を見せた。ある意味では勝ち馬のレッドサクヤ以上に味のある内容だったと評価してもいいだろう。今回は、「マイルでは短いような感じだった」という陣営の判断でフラワーCに参戦。この中間もいつも通りグリーンウッドへの放牧を挟んでいるが「今までで一番良い状態で戻ってきた」とのことで仕上がりは良さそうだ。陣営としては続けて乗ってもらいたかったようだが、デムーロ騎手が他の馬を選んだという点のみが残念だが、今回結果を出せばオークス路線で楽しみな1頭になるだろう。





6枠9番
トーセンブレス
牝3/54.0kg 
柴田善臣/加藤征弘
騎手厩舎連対率:33.3%
中山芝:1-0-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値65%》

クイーンCを挫跖で回避することになり明け3歳初戦はフラワーCで迎えることになった加藤征弘厩舎トーセンブレスだが、予定を延ばしたのが良い方に出て仕上がりはかなり良いようだ。「挫跖の後なので鉄橋鉄を履いて調教していて、それでウッドでは動けないだけなので、調教の見た目は気にしなくていいです。絶好調ですよ」とのことだ。
今回は距離が1800mに延びる点が気になるが、どうしても桜花賞に使いたい厩舎サイドは「守備範囲だし、こなしてくれないと困る」と強気で、「最低でも2着。阪神JFで負けた3頭は強いと思うが、この相手だったらウチの馬が一番強いと思っている」と勝ち負けに自信を持っているようだった。阪神JF4着の実績はあれど、立場的には単なる1勝馬。クラシック出走へなんとしても結果が欲しい一戦。


7枠10番
カンタービレ
牝3/54.0kg 
デムーロ/角居勝彦
騎手厩舎連対率:61.8%
中山芝:未経験 
芝1800m:1-0-0-0 
最高タイム:1.50.1
《期待値65%》

先週のゆきやなぎ賞を勝ったサトノワルキューレ(次走はフローラS)とともに、角居勝彦厩舎が「オークスには出したい」と目論む期待馬であるカンタービレ。デビュー3戦目の未勝利戦を勝ち上がったばかりだが関係者の評価はかなり高く、「この程度のメンバーなら十分戦えるでしょう」と特別登録を見て笑っていたそうだ。デムーロ騎手はもう1頭、前走で乗ってエルフィンS2着のノーブルカリナンがいるが、まだ牝馬路線では賞金上位のお手馬がおらず、この馬でココを勝って桜花賞に行くとコチラを選んだようだ。「あまり輸送が得意な馬ではないので、当日の気配や馬体重は見ておいた方がいい」と厩舎筋の関係者からは忠告があったが、そこさえクリアすれば最有力の1頭になってくるだろう。



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