フィリーズレビュー

阪神11R フィリーズレビュー
有力馬事前情報 事前情報ランク【マル特M】

阪神競馬場6日目11R
第52回
フィリーズレビュー
芝 1400m/GⅡ/3歳/牝馬/国際/馬齢


【事前情報ランク マル特M】


チューリップ賞がGⅡに昇格したことに加え、金鯱賞と同日施行となったため、古馬に有力お手馬がいるジョッキーが不在。あらゆる点が混戦に拍車を掛けることになったフィリーズレビュー。これにより、一気に高配当が狙える期待値が高まったという背景。さらに、今年の場合は桜花賞を狙える有力馬が全て他のトライアルに回ったこともあり、「あわよくば権利を」という陣営と、「それなら重賞獲りのチャンス」と目イチの勝負を賭ける陣営が混在。その思惑を読み解くことが重要になっている。




1枠1番
アンヴァル
牝3/54.0kg 
藤岡佑介/藤岡健一
騎手厩舎連対率:16.1%
阪神芝:未経験 
芝1400m:未経験 
《期待値65%》

お世辞にもイイとは言えなかった最終追い切り。騎乗した藤岡佑も「コレは……」と引き上げてきて首を捻るばかりだったそうだが、厩舎スタッフは「稽古はいつもこんな感じ。佑介も初めて乗るからそう思って当然」と、問題ナシを強調していたという。
別線からの報告では「マイルは完全に長いと厩舎も分かっているようだ。1400mでもギリギリという見方もある」とのこと。ゆえに、陣営にとってはココが重賞を狙える最大のチャンスという位置づけ。連勝の勢い込は決して侮れるものではない。


1枠2番
デルニエオール
牝3/54.0kg 
岩田康誠/池江泰寿
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:1-0-0-0 
芝1400m:2-0-0-0 
最高タイム:1.23.2
《期待値65%》

オルフェーヴルの下ということもあり、血統的な期待も大きい馬。「まだ非力で荒れ馬場は苦手」「イレ込みがキツくて、現状はゲートが開くまで安心できない」などなど、厩舎サイドからは注文の嵐。それだけ期待が大きい馬だということの裏返しとも言えるが、まだまだ良血開花は先の話という見方が正解のようだ。
ただ、「トライアルらしい前掛かりの流れなら折り合いも付きやすい。スムーズに走れれば足りてイイ下地はある」と、満更使うだけというムードでもなかったこの中間。別のスタッフからは「スタートで勝負を賭けてもらいます。ポンと出して3番手くらいのインが理想。それが叶えば弾けますよ」というアツい話も聞こえてきた。
前走で負かされたリバティハイツに乗っていたミルコが、「アノ馬、かなりオーラがあるよ」と近しい関係者に話したかと思えば、同馬を管理する高野調教師も「ありゃ強えな」と舌を巻いていたという。詰め寄ったかに見えた2着馬の陣営がそう口を揃えるほど、秘めるモノは相当ということ。


3枠5番
イサチルルンルン
牝3/54.0kg 
国分恭介/竹内正洋
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:未経験 
芝1400m:1-0-0-0 
最高タイム:1.22.5
《期待値65%》

人気になりにくい関東馬の関西遠征。ましてやマイナー・竹内厩舎の管理馬となればなお一層の人気薄ということになりそうだが、「そんなにバカにしたもんじゃないだろう」とは美浦筋から一致して聞かれた報告。
そもそも、8番人気と人気のなかった2走前にもイイ話をしていた厩舎精通筋(当社でも、その話を元に相手2番手に抜擢。的中馬券をお届けしている)。前走時も「今回は芝になるので人気にならないと思うけど、コレはちょっと面白い」と、実は一部の馬券通が盛り上がっていたという。その背景には「間隔を開けた効果で馬がグンと良くなった」という状態面の裏付けがあったのだから、あの走りは決してフロックではない。この中間も「関西への輸送も経験済みだし、脚を溜められる内枠も大歓迎。確実に脚を使える馬だし、牝馬同士なら全く見劣る気がしない」と、聞こえるのは強気な話ばかり。決して侮ることはできない。マイナー厩舎の会心の一撃が見られるか、コレは要注目。


3枠6番
アマルフィコースト
牝3/54.0kg 
浜中俊/牧田和弥
騎手厩舎連対率:33.3%
阪神芝:1-0-0-0 
芝1400m:1-0-1-0 
最高タイム:1.22.1
《期待値55%》

その経緯を覚えておいでだろうか。当初の予定は暮れの阪神JF。しかし、1週前に坂路で調整しようとしたところ、馬がパニック状態に陥り暴れる騒ぎに。乗っていたクリスチャンが叱り付けて何とか落ち着かせたものの、そのクリスチャンが厩舎サイドに「こんな馬、使えるわけないだろう」と猛烈に抗議したことで、あえなく回避が決定したという流れ。ようは、そういう馬ということ。とにかく気性面の課題は大きい。
この中間は、リフレッシュとハミを換えた効果もあって落ち着きを保っているそうだが、手掛ける助手からは「何とか我慢させています」という本音が。どうやら本質的に持つ危うさはまだ解消されたとは言えないようだ。加えて、そのテンションに配慮しながらの調整ということもあって、デキも並程度で特筆してイイというほどでもないとのこと。オープン勝ちの実績から既に桜花賞出走が可能な立場ということもあって、是が非でもココを獲りたいという意気込みに欠けることは否めない。一度はクビになりながら、再び手綱が戻ってきた浜中としては、(先週の騎乗停止の件も合わせて)何とか結果を出したいと力が入るところだが、頼りはその鞍上の意地だけといったムード。


4枠7番
モルトアレグロ
牝3/54.0kg 
田辺裕信/武井亮
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神芝:0-0-0-1 
芝1400m:2-0-0-0 
最高タイム:1.22.7
《期待値65%》

前走後はココに向けて抜かりない調整を消化。1週前追い切りが終わった後には、「抜け出してからフワッとする面を見せたのが気になる」と辛口の評価もあったのだが、その点を考慮して行った最終追い切りでは、乗り手をして「ビックリするほどイイ動きだった」と言わしめる超抜の動きを披露。不安点が解消されたとともに、万全の状態で重賞獲りに挑む準備が整ったようだ。
長距離輸送に関しても慣れたもので、今回も前走と同様、木曜入りして金・土の2日間スクーリングをさせるパターン。これで落ち着きを保てれば勝機はより近くなると見ている様子。「具合に関して何も言うことはない。早め早めの競馬で楽勝したい」とは調教師。普段から強気な発言が目立つ師だけに、その言葉を鵜呑みにはできないが、それだけ納得の過程でココまで来たという自負があることもまた事実。話のトーンだけならメンバー随一の存在はこの馬。


5枠9番
アンコールプリュ
牝3/54.0kg 
藤岡康太/友道康夫
騎手厩舎連対率:29.3%
阪神芝:1-0-0-0 
芝1400m:1-0-0-0 
最高タイム:1.22.8
《期待値65%》

ココが試金石の一戦になることは否定できないが、まだ完調手前と聞いていたデビュー戦を好位からの横綱相撲でアッサリ制すると、続く2戦目は後方待機から抜群の決め手を披露して勝利と、全く違う流れと位置取りで結果を出した点は素直に評価。その自在性には康太も舌を巻いているようで、この中間も「楽しみの方が大きい」と、近しい関係者に前向きな意気込みを語っていたという。
その前走後はココを目標に調整過程は順調。友道厩舎なら仕上げに抜かりはなく、「今まではカイ食いに心配があったんだけど、今回の放牧から帰ってきてからはバリバリ食べてくれている。そのおかげで強い負荷も掛けられる」と、助手もココに来て着実に成長していると胸を張る。話を聞く限り、ココ2戦よりさらにパワーアップした姿を見せてくれそうだ。陣営からは「バネの利いた走りをする馬。良馬場でやりたい」と馬場状態に注文を付ける話も入ってきているが、このまま行けば何とか乾きそうな情勢。流れは不問、手掛ける助手は「無敗でラッキーライラックに挑戦状を叩き付けたい」という強気な話をしていたそうだ。


7枠14番
アルモニカ
牝3/54.0kg 
川田将雅/西村真幸
騎手厩舎連対率:31.6%
阪神芝:1-0-0-0 
芝1400m:2-0-0-1 
最高タイム:1.22.2
《期待値50%》

2戦目のファンタジーSにわざわざ田辺が遠征したほどで、当初の期待は高かったのだが、いかにも西村厩舎の馬らしく「使うごとにテンションが上がって余裕がなくなっている」とは栗東筋の報告。前走で乗った川田も「楽にハナに行けたから上手く勝てたけど、マイペースなのに引っ掛かっているし、最後も止まっていた。上に行ったら厳しいでしょう」と、当たり障りのない公式コメントとは裏腹に、近しい関係者には厳しい見立てを本音として漏らしていたそうだ。
そんな背景があることから、今回も課題は折り合い、それに尽きると言っていいだろう。「今回は重賞だしテンの速い馬も多い。行けずに揉まれ込むような展開にはしたくない」とは厩舎サイドであり、どうやら展開にかなり注文が付くと見ている様子。


7枠15番
コーディエライト
牝3/54.0kg 
和田竜二/佐々木晶三
騎手厩舎連対率:25.8%
阪神芝:0-0-1-1 
芝1400m:1-1-0-0 
最高タイム:1.22.2
《期待値60%》

前走後はココを目標にリフレッシュ。クラブ馬主の所有馬ということで、厩舎サイドもその本音を表に出すことはないようだが、実は、「桜花賞は眼中にありません。ココで勝負を賭けるつもりです」と、何やら目イチの勝負態勢という話。距離適性や相手関係を考慮して、手薄なココで重賞タイトルを獲っておきたいという気持ちが強いようだ。
ただ、右回りだとどうしても左に張る面を見せる悪癖を抱える馬で、「ハナを切ることが好走の条件」と注文が付くこともまた事実。この枠からスムーズにハナまでいけるかどうかに関しては、厩舎サイドも「あとは他馬の出方と和田の積極性に賭けるしかない」と、全幅の信頼とまではいかない様子。重賞好走実績があり、勝負度合いでもメンバー随一と言える今回。勝負は勝負、あとは狙いが上手く嵌るかどうか。



スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する