中山牝馬ステークス

中山11R 中山牝馬ステークス
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

中山競馬場5日目11R
第36回
中山牝馬S
芝 1800m/GⅢ/4歳上/牝馬/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


社台系の一口クラブなどに存在する「牝馬は6歳3月で引退」という規定のため、毎年「今年はこの馬が引退レース」という話題になりがちなのが、3月に行なわれる牝馬限定重賞の中山牝馬S。昨年はマジックタイムが引退レースでクビ差2着と好走したが、“引退だからヤリ”なのか、“引退だから無事に回ってくればいい”なのかは各々の厩舎やオーナーサイドの考え方一つ。それこそ、情報をしっかり掴んでいることが正しい取捨選択に繋がることだろう。今年はバンゴール、マキシマムドパリ、シャルールがこのレースでの引退を表明している。







1枠1番
エテルナミノル
牝5/56.0kg 
四位洋文/本田優
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:0-0-0-3 
芝1800m:2-2-0-4 
最高タイム:1.44.7
《期待値60%》

6番人気だった前走の愛知杯。『ターコイズSは(ゲートで)他の馬が暴れたタイミングでスタートを切られた。それで、和田の頭には切れないというのがあって、早目に踏んだのが裏目に出てしまった勿体ない競馬。冷静に立ち回れば勝っていたはず』と、明確な敗因をお伝えして、自信を持って本命に推奨して見事に1着だったエテルナミノル。「前走は四位騎手が本当に上手く乗ってくれました。その後は一息入れて、ココから始動。フックラとして悪くないですが、前走の方が気合が乗って戦闘態勢でした。このレースを含めて2回使って、春の大目標はヴィクリアマイルです」と陣営。しかも今回は斤量が2キロ増の56キロ。次走は阪神牝馬Sとの事で、やや余裕の仕上げとなる。






2枠2番
トーセンビクトリー
牝6/56.0kg 
田辺裕信/角居勝彦
騎手厩舎連対率:11.1%
中山芝:1-0-0-2 
芝1800m:4-2-3-3 
最高タイム:1.45.6
《期待値60%》

武豊騎手とのコンビで臨んだ去年のこのレースで、好位から鮮やかに抜け出して重賞初制覇を果たした角居勝彦厩舎トーセンビクトリー。連覇を狙う今年は2走前からコンビを組んでいる田辺裕信騎手とレースに臨む。
昨秋はエリザベス女王杯→有馬記念とレベルの高いレースに挑戦したため結果は出なかったが、年明け初戦のAJCCは牡馬相手に5着と健闘。今回は牝馬限定のGⅢかつ小回りの1800mと、条件面も一気に好転する。「続けて使ってきたので、前走後は一旦放牧に出してリフレッシュ。このレースを目標に順調に立ち上げてこられたし、状態に不安はありません」と陣営は前向きで、「去年より3キロ増える56キロがどうかだけですね」と話すように、今年はトップハンデをどうこなすかがポイントになるだろう。





3枠4番
マキシマムドパリ
牝6/56.0kg 
藤岡佑介/松元茂樹
騎手厩舎連対率:36.4%
中山芝:0-1-0-0 
芝1800m:2-1-3-2 
最高タイム:1.46.7
《期待値65%》

断然のトップハンデを背負いながらも実績から1番人気に推された前走の愛知杯。1コーナーでゴチャついて引いてしまい、後方からレースを進めることになってしまい、直線も大外に出す羽目に。終いは良い脚を見せるもハンデを背負っていることもあり3着までだったマキシマムドパリ。6歳となった同馬、この一戦で引退が決まっている。「先週までは体つきに余裕があり、動きもモッサリしていましたが、今週はレースが近い気配を察してか、動きも良くなり、気配は一変しました。前走もスムーズならば、もっと際どかったハズです。今回ハンデも据え置きになるし、前々で競馬ができれば中山でも嵌りそうです。いい形で引退を飾らせてあげたいですね」と厩舎サイド。



4枠6番
フロンテアクイーン
牝5/54.0kg 
北村宏司/国枝栄
騎手厩舎連対率:22.5%
中山芝:1-3-1-2 
芝1800m:2-2-0-1 
最高タイム:1.46.7
《期待値65%》

準オープンの身ではあるが、自己条件でも格上挑戦の重賞でも崩れずに堅実に走り、ココ最近は上位の常連。ただ、年齢とともにズブさが出て来たので、現状は1600mでは忙しい感じがあり勝ち切れず。今回距離が1800mに延長になるのは歓迎のクチだろう。「前走は上手く立ち回れましたが、勝ち馬の決め手が上でした。その勝ち馬は重賞連勝ですからね、相手が悪かったです。その後放牧に出し休ませて、3ヶ月ぶりとなりますが、再三併せ馬をして、息はできているし、動きも良く、仕上がりには自信があります。距離延長も今のこの馬にとっては良い方に作用すると思うので、タイトルが欲しいところですね」と陣営。既に重賞勝ちがあり賞金が足りていて先を見据えている馬、この一戦で引退する馬と、ココは様々な境遇の馬がいるが、このまま賞金加算しないと、今後のローテが苦しくなるというこの馬のような立場の馬が、一番『勝利』が欲しいところだろう。



5枠7番
エンジェルフェイス
牝5/54.0kg 
三浦皇成/藤原英昭
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-0-0-3 
芝1800m:2-1-1-0 
最高タイム:1.47.0
《期待値65%》

1年ぶりの復帰戦だった新春Sを逃げ切ると、OPへの再昇級となった京都牝馬Sでも僅差の4着。3歳春にフラワーCを制し、オークスでも人気に推されたほどの馬だったが、陣営は「トモがシッカリしてきたことで最後まで踏ん張れるようになった。晩成血統なので、ここにきて本格化してきたんじゃないか」と、むしろ5歳を迎えた今の方が充実していると強調している。
「前走はハナに行かなくても好走出来たのが収穫」と関係者が話すように、今回も必ずしも逃げる形というわけではなさそう。前走からの条件替わりに関しても「3歳の時のことだが、重賞を勝っているコース。先行力のあるこの馬には合う」とプラスに捉えている。少なくとも、大敗続きだった時期のことは忘れてしまった方がいいだろう。


6枠9番
シャルール
牝6/54.0kg 
内田博幸/松永幹夫
騎手厩舎連対率:-
中山芝:0-0-0-1 
芝1800m:3-3-0-5 
最高タイム:1.45.8
《期待値55%》

キャロットF所属の6歳牝馬のため、今回が引退レースとなるシャルール。デビュー勝ちの直後からクラシック候補と関係者の間で高く評価され、3歳冬の3連勝時には今後の牝馬路線を引っ張っていく馬になると期待されていたこの馬が、まさか重賞未勝利のままここまで来てしまうとは、厩舎やオーナーにとっても残念な思いが強いようだ。一度歯車が狂ってしまうと立て直すのが難しい牝馬の宿命を体現したような馬だった。
しかし、いよいよ引退が近付いたこのタイミングで復調の確かな兆しを見せたのが前走の愛知杯。「この中間は帰厩後の雰囲気が違った」という厩舎の手応えの通り、最後まで気持ちを切らすことなく0.5秒差の6着に健闘。「勝負処で不利があったのが残念」と厩舎が悔しがっていたように、スムーズならさらに際どい勝負になっていた。
今回は引退レースだが、この現役生活で満足な結果を残せなかったという心残り、そして前走で復活への手応えを掴んだことから、関係者は「最後こそ完璧に仕上げて、1つ勲章を授けてお母さんにしたい」という思いが強い。この中間も引き続き動き、雰囲気ともに申し分なく、ラストランで真の力を見せ付ける準備は整っている。





7枠11番
ワンブレスアウェイ
牝5/54.0kg 
戸崎圭太/古賀慎明
騎手厩舎連対率:37.5%
中山芝:1-0-0-1 
芝1800m:3-1-0-1 
最高タイム:1.46.9
《期待値60%》

課題だったゲートは互角に出て、前々に行けた前走だったが、大外枠で前に壁すつくれずに気負って、1コーナーではハミを噛んでしまった。それでも直線では、一旦抜け出しそうなシーンもあり、見せ場十分の6着だった。「道中力んで無駄な力を使った分、最後甘くなってしまいました。帰厩後も順調で、絶好調で唸っています。中山の1800mで勝っているので、距離短縮は歓迎だし、斤量も据え置きで54キロならば、折り合いひとつで今回は上位争いもできると見ています」と陣営。いつにないくらいに調教で負荷をかけても、スクミを見せず、ココに来ての成長も明らか。初重賞制覇のお膳立ては整った。



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