京都記念

京都11R 京都記念
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

京都競馬場6日目11R
第111回
京都記念
芝 2200m/GⅡ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


当然のことながら、有力馬は次走以降の大舞台が上半期の最大目標。ココはそのための叩き台に過ぎず、結果よりも内容を重視というムードで臨む陣営は少なくない。しかし、いずれの陣営も愛馬の成長や能力にかなり自信を持っていることが、言葉の端々から感じられたこともまた事実。情報的には、GⅠに向けての叩き台以上の意味があるように思えてならない。道悪が残りそうな気配はあるが、どの陣営もマイナスにはならないと見ているところも、また激戦の予感に拍車を掛ける。何やら面白いレースが見られそうだ。




3枠3番
ディアドラ
牝4/54.0kg 
福永祐一/橋田満
騎手厩舎連対率:26.3%
京都芝:2-1-2-1 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.15.1
《期待値55%》

結論から言えば、まだ太いらしい。勝負話を入手、SPECIALTY情報の本命馬に指名し、1万4760円の万券ヒットをお届けした際も、体が増えているという情報はお伝えしたが、あの当時は丸々成長分と言う前向きな話であり、今回はどうやら事情が異なる様子。週中の段階で16キロほど増えていた馬体重を見た某助手は、「背丈が伸びたし成長分もあると思うけど、根本的に食わせすぎなんだよ」と、担当のやり方にボヤいていたという。
調教師はこの馬をドバイに連れて行きたいらしく、それもあって「ココで無様な競馬はできない」と、ひとり前向きな話をしているそうだが、手掛ける助手からは「(海外遠征に行った馬は)萎んで帰ってくることが多いんだよね。正直、行きたくない」と本音をポロリ。稽古に騎乗した福永は「聞いているほど重い感じはなかったし、イイ馬だと感じた」と感触を掴んだようだが、秋華賞当時の強烈な勝負話を聞いているだけに、厩舎内の意識に若干の食い違いが見られる今回は、積極的な評価はできそうもない。





4枠4番
クリンチャー
牡4/55.0kg 
藤岡佑介/宮本博
騎手厩舎連対率:33.3%
京都芝:1-1-0-0 
芝2200m:1-0-0-1 
最高タイム:2.13.8
《期待値65%》

元来が強気な話が多い宮本厩舎。ゆえにその話は常に八掛け程度で聞くのがトレセン内では常識なのだが、それを差し引いても今回のトーンは極めて高い。ソフトに仕上げた前回の休み明けとは打って変わってビシビシ攻めてきたこの中間。これはオーナーサイドからの要望を聞き入れてのものらしいが、その成果がモロに出たようで「休み明けにしては仕上がりも良くて馬も成長している。なんならデビュー以来で一番のデキというくらい」と言い切るほどの好態勢。「セントライト記念の時は6分だったが、今回は8分以上は間違いなくある」と担当も絶賛しており、コレはたとえ八掛けで聞いても軽くは扱えないムードが漂っている。
「並足ひとつとっても、前進気勢が出てきて自信を持って歩いている。不細工な競馬はしませんよ」と、鞍上も確かな感触を掴んだことで、本気で勝ちに行く積極的な競馬をするつもりとのこと。休み明けから目一杯に仕上げているだけに、今後の上積みには疑問が残るものの、逆に言えば先を見据えた有力馬に対してアドバンテージがあることは事実。その差を活かして大物食いを狙っている。


5枠5番
モズカッチャン
牝4/54.0kg 
M.デムーロ/鮫島一歩
騎手厩舎連対率:55.2%
京都芝:1-0-2-0 
芝2200m:1-0-0-0 
最高タイム:2.14.3
《期待値65%》

新馬戦6着、ローズS7着。これまで崩れたレースが全て休み明け緒戦だったこともあり、世間的には“叩き良化型”というイメージがあるかもしれないこの馬だが、厩舎サイドはその見立てを真っ向から否定する。「デビュー戦は、そもそもどんなものか掴めておらず、半信半疑で使っただけ。ローズSも異常にテンションが上がっていた」と、その2戦はともに明確な敗因があるという主張。ローズSに関しては、テン乗りのミルコが次走に向けて脚を計っていたという話も別線から聞いており、それも合わせれば、言われるほど休み明けを減点材料と考える必要はなさそうだ。
「今回は落ち着いている。競馬に行ってどうかは断言できないが、年を重ねて大人になった雰囲気もある」とはこの中間の担当者。少なくとも現時点ではローズSのようなパニック状態になる危険性は低く、ミルコも勝手を知っての騎乗なら様子見はない。GⅠの称号にふさわしい走りを見せられる公算は強い。
なお、今後のローテはまだ本決まりではないようだが、オーナーサイドは「国内で走りを見たい」と語っており、ここでよほど高いパフォーマンスでも見せない限り、国内の古馬中距離路線を歩むことになりそうとのこと。





6枠6番
レイデオロ
牡4/57.0kg 
バルジュー/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:-
京都芝:未経験 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

この後にドバイ遠征を控えているだけに、さすがに100%の仕上げといかないことは紛れもない事実だが、「少なくとも神戸新聞杯の時より数段イイよ」とは厩舎サイドの話。背丈が伸びて全体的に幅も出てきたようで、「パワーアップしているね」と担当も成長振りに目を細める。「能力に関しては間違いないし、次が控えているという点は他の馬だって大して変わらないでしょ? 」と、あの確勝級とも言える話があったダービーほど強気というわけではないが、それでも大崩れは考えづらいムードが漂っている。
ルメールの騎乗停止により、急遽決まった鞍上バルジュー。厩舎サイドも「よく分からないジョッキーだからね」と、この点については(牧場サイド主導で決められたところもあって)不安とも考えているようだが、裏を返せばそれ以外の不安点はないということ。海外遠征帰りの人気馬が取りこぼすことが多いこのレース。世間的にもそんなデータが取沙汰されているようだが、過去に散っていった人気馬とはトーンが少し違うと精通筋は語る。「よほど鞍上がヘグらない限り、だいたいココは通過点。悪くても3着は外さないだろう」と、厩舎筋からは最終報告が入ってきている。


7枠7番
クロコスミア
牝5/54.0kg 
岩田康誠/西浦勝一
騎手厩舎連対率:41.7%
京都芝:0-1-0-1 
芝2200m:0-1-0-0 
最高タイム:2.14.3
《期待値65%》

使い倒されていた2~3歳時を知る者は、みな一様に驚いている。まさか、あの当時はまだ完成前だったとは。一時は完全に終わったと思われながら、要所でアッと驚く好走を見せていたこの馬が、いよいよ本格化したというのだから、これはスパルタで知られる西浦厩舎の成功例と言っていい。この休み明けも、カイ食いが非常に良く、その効果でビシビシ追えるという好循環。イキナリからの態勢は整っているそうだ。
控える競馬で結果を出せた前走が収穫と、今回も「プリメラアスールを行かせて番手からの競馬でいい」と、余裕の立ち回りが可能になったことは大きい。あとは男馬との力関係だけと語る調教師も、「この後は海外遠征も考えている馬。斤量差もあるし、無様な競馬になることはない」と、本音ではかなり自信がある様子。渋化馬場も得意な馬だけに、他馬の切れがそれで鈍るならかえって好都合と見ているらしい。





8枠9番
ミッキーロケット
牡5/56.0kg 
松若風馬/音無秀孝
騎手厩舎連対率:23.5%
京都芝:2-2-0-4 
芝2200m:0-0-0-2 
最高タイム:2.12.3
《期待値60%》

一般紙でも報じられていたが、前走時は中間に傷腫れのアクシデントがあり、中間に攻めを緩めた時期があった。表向き、「影響はない」と話していた厩舎スタッフも、「やっぱり何の問題もないとは言えない」と、実は慎重な本音を漏らしていたという。言ってみれば4着敗退も想定内ということ。この中間は打って変わって順調な調整過程で、1週前の動きにもキレがあった。「今度は違う。相手は一気に強くなるが、ポテンシャルで劣っているとは思わない」と、前走時よりトーンが高かったという精通筋からの報告。
鞍上にとっても、「この馬でクラシックに出たい」と語りながら、度重なる取りこぼしでクビを切られて以来の手綱。当然、期するところがあるようだ。





8枠10番
アルアイン
牡4/57.0kg 
川田将雅/池江泰寿
騎手厩舎連対率:41.1%
京都芝:1-0-0-2 
芝2200m:0-1-0-0 
最高タイム:2.13.0
《期待値55%》

この春の最大目標を大阪杯と考えている陣営。今回はあくまで叩き台と見ているらしく、実際、厩舎スタッフに聞いても「シルエットからしてまだ太いですよね」と、ココは完調手前での出走になるようだ。
ただ、ココに来て着実に馬が成長していることは間違いないようで、普段から乗っている助手も「以前とは乗り味が違う」とキッパリ言い切っている。本番は先で、ココでの結果は度外視可能と見ている厩舎内にも、「この状態で勝っちゃったら、今後が本当に楽しみになる」と、密かに色気を持っているスタッフも数人はいる様子。話的にはココからガッツリ馬券!と言えるトーンではなく、他陣営が元気な今回はかなり厳しい戦いにはなりそうだが、この厩舎らしく叩いた次走は確実に上昇するであろう1頭。本番を見据えて、ココでのレース振りには要注目。



スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する