東京新聞杯

東京11R 東京新聞杯
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

東京競馬場4日目11R
第68回
東京新聞杯
芝 1600m/GⅢ/4歳上/国際/別定


【事前情報ランクM】


今年は3頭のマイルGⅠ馬に加え、昨年の牝馬クラシック路線で主役を張ったリスグラシューなども参戦し、重賞勝ち馬が8頭出走という豪華メンバーとなった東京新聞杯。その中にあって(以外にも)重賞未勝利のダイワキャグニー、グレーターロンドンも大きな支持を集めており、全体のレベルは高いと言っていいだろう。
さて、来週の東京は変則3日間開催の日曜、月曜での競馬。東京新聞杯と同じくマイル戦のクイーンC、そして皐月賞に向けて重要な一戦の共同通信杯が組まれており、さらにライアン・ムーアの来日、ルメールの騎乗停止からの復帰、藤沢和雄厩舎の大攻勢など、話のタネには事欠かない。フェブラリーSの行なわれる最終週を前に、今年の冬の東京は3週目から大きく盛り上がりそうだ。







1枠1番
アドマイヤリード
牝5/54.0kg 
藤岡康太/須貝尚介
騎手厩舎連対率:19.0%
東京芝:1-0-1-1 
芝1600m:3-1-0-3 
最高タイム:1.33.9
《期待値60%》

今回の舞台と同じ東京1600mのヴィクトリアマイルでGⅠ制覇を果たしたアドマイヤリードが明け5歳の初戦をこのレースで迎える。昨秋は府中牝馬S3着の後に左目を外傷したため目標としていたマイルCSに出走できず、GⅠの舞台に立つことが無いまま休養に入ったが、今年はGⅠ馬として再びマイル路線の主役に名乗りを挙げたいところ。
鞍上はルメール騎手の予定だったが。先週の競馬で騎乗停止に。そこで白羽の矢が立ったのが藤岡康太騎手だった。元々今週の日曜は京都で乗る予定で騎乗馬も集まっていたが、それらを全て関係者に詫びを入れながらキャンセルし、この馬のために東京へ。この経緯とGⅠ馬に乗れるチャンスとあって、気合は入っている。ただ、肝心のデキに関しては藤岡康太騎手自身が「いかにも久々という感じだった」と調教後に語ったように、先を見据えた復帰戦ということでまだピリっとした感じではないようだ。





2枠3番
サトノアレス
牡4/57.0kg 
柴山雄一/藤沢和雄
騎手厩舎連対率:7.1%
東京芝:1-1-0-1 
芝1600m:2-1-0-1 
最高タイム:1.32.6
《期待値60%》

一昨年の2歳王者に輝いた後は、クラシックに向けて距離を延ばしていったため成績を落としてしまったが、陣営は「マイル路線なら重賞でも主役を張れる」と期待している。2走前の富士Sは道悪の影響を受けての6着で、前走のキャピタルSも勝ったダイワキャグニーとはほぼ互角の内容だった。一息入れて再び東京マイルのレースに臨む今回は、朝日杯FS以来の重賞制覇を本気で狙っている。最終追い切りでは厩舎のダートOP馬レッドゲルニカを追い掛けてしっかり先着と、間隔が開いたことを感じさせない仕上がりになっている。






4枠8番
リスグラシュー
牝4/55.0kg 
武豊/矢作芳人
騎手厩舎連対率:30.8%
東京芝:1-0-0-1 
芝1600m:1-3-1-0 
最高タイム:1.33.6
《期待値65%》

3歳時はクラシックロードを歩んでいた馬が、古馬になってそれぞれに適した路線に進路を切り替えていくのはよくある話。阪神JF2着、桜花賞2着、オークス5着、秋華賞2着と世代の牝馬GⅠを皆勤し、エリザベス女王杯にも挑戦したリスグラシュー。明け4歳となった今年の春は、東京新聞杯から始動し、続いて阪神牝馬S、そして大目標のヴィクトリアマイルというマイル戦に専念するプランを考えている。
坂路で49秒台という超速の時計に関しては、陣営は「無理せず勝手に出た時計とはいえ、これは速い。輸送を控えているのにやりすぎた」と苦笑いだったようだが、それだけ休み明けから走る気に溢れているということ。当日の馬体は心配なものの、始動戦に臨むテンションとしては悪くない。鞍上も武豊騎手に戻り、「しばらく勝利から遠ざかっているのでココは結果を求めたい」と強気で臨むレース。同じ舞台で快勝したアルテミスS以来の勝利となるか。





5枠10番
ダノンプラチナ
牡6/56.0kg 
田辺裕信/国枝栄
騎手厩舎連対率:33.3%
東京芝:3-0-1-2 
芝1600m:5-0-2-4 
最高タイム:1.32.5
《期待値65%》

前走のニューイヤーSが約2年ぶりの勝利だったダノンプラチナ。3歳秋以降は慢性的な爪の不安に悩まされ、出したいレースに出すことすらままならなかったが、厩舎や牧場の地道な努力が実り、最近はようやく脚元を気にせず調整してレースに向かうことが出来るようになっている。前走もGⅠ馬であるこの馬にとっては今更のOP勝ちだが、関係者は喜びは大きかったそうだ。能力の高さは間違いないだけに、GⅢならば侮れない。
そして、今回はデビュー以来初めて蛯名騎手が乗らないのだが、これはどちらがどちらを捨てたとか、そういう話ではない模様。ずっと調整に苦労していた馬ゆえに、蛯名騎手サイドは「まさかダノンプラチナがニューイヤーSから中2週で使うとは思わなかった」と、先にデンコウアンジュの依頼を受けてしまったというだけの理由だそうだ。乗り替わったのが田辺騎手なら不安はないし、次走は再び蛯名騎手に手綱が戻るとの話を聞いている。





7枠13番
カデナ
牡4/56.0kg 
福永祐一/中竹和也
騎手厩舎連対率:14.3%
東京芝:0-1-0-2 
芝1600m:0-1-0-0 
最高タイム:1.38.5
《期待値55%》

低迷が続くカデナだが、今回はマイルで復活の狼煙。人気落ちでも注意しておきたいところだ。
前走、弥生賞を勝った中山2000mでの中山金杯、「この条件ならば」と期待した一般ファンは多かっただろうが、実は、陣営のトーンは一息だった。というのも「昨夏を越してから馬体は着実に成長しているが、首が太くなってガッチリと筋肉質の体型に変わってきた。明らかにマイル志向の体になってきたし、元々折り合い面から距離に限界があるとも言われていたタイプ。今じゃ2000mでも長いと思います」と、陣営はレース前から不安を吐露しており、「これでダメなら本格的にマイル路線に進みます」とも。
つまり、今回は関係者が待ち望んでいた距離短縮。「決して早熟だとか、能力で劣るとは思っていません」と、本質的な素質に対する関係者の信頼は揺らいでいない。この舞台が、カデナの新たなスタートとなる。





8枠15番
ダイワキャグニー
牡4/56.0kg 
横山典弘/菊沢隆徳
騎手厩舎連対率:28.9%
東京芝:4-0-0-2 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.32.6
《期待値65%》

前走の走りからも明らかなように、やはりダイワキャグニーに右回りは合わない。2走前に快勝した東京マイルで反撃だ。「前走はもっと前に行くつもりだったが、なぜか動けなかった」と横山典弘騎手はレース後に首を傾げていたというが、そこは右回りで外にモタれる点と、2000mで折り合いに気を使わないといけなかった影響だろう。今回は左回りかつワンターンで1600mの東京と、最高の条件に舞台が移る。
菊沢厩舎の助手は「一体何に負けるというのか」と大層自信を見せていたと言うし、菊沢師自身も「デキは引き続き良いし、この条件なら信頼できます」と何の不安もなさそうな雰囲気だった。昨秋の東京での走りを考えれば、今回のメンバー相手でも勝負になりそうだが。





8枠16番
グレーターロンドン
牡6/56.0kg 
川田将雅/大竹正博
騎手厩舎連対率:0.0%
東京芝:4-0-1-2 
芝1600m:5-0-0-1 
最高タイム:1.31.6
《期待値65%》

「今年はマイル一本でGⅠを狙いにいく」というグレーターロンドンが6歳のシーズンは東京新聞杯から始動。昨秋は距離を延ばして天皇賞・秋に挑戦したが、距離に対応するため調教でも折り合いを気にして攻め切れないといった影響もあり、やはりマイル以外では勝ち切るのが難しいという結論に。前走のディセンバーSも1800mという距離ゆえに、スローの流れでも動けなかった面があった。
前走の敗戦を受けて田辺騎手はクビ。今回は川田騎手がコンビを組むが、1週前の追い切りで美浦に駆けつけて乗っており「言われるほど掛かる感じじゃないし、サトノアーサーなんかより乗りやすい」と好感触だったようで、「田辺騎手との違いを見せ付けたい」と、今回はある程度戦法もひねっていくという話も入っている。厩舎サイドからの報告では「デキは絶好調」とのことで、あとは初対戦の4歳馬らとの力関係、そして川田騎手の手綱捌き一つか。


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