京成杯

中山11R 京成杯
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

中山競馬場5日目11R
第58回
京成杯
芝 2000m/GⅢ/3歳/国際/別定


【事前情報ランクM】


やはりホープフルSがGⅠに昇格した影響もあるだろう、その2週間後に同じ中山芝2000mで行なわれる京成杯は、今年はかなり低調なものとなっている。芝の2勝馬が2頭しかいない上に、これまでに重賞で掲示板以上の結果を残した馬はゼロ。ホープフルSがOP特別だった時代には定番のローテだったホープフルS→京成杯という臨戦過程の馬も、今年は遂に1頭もいなくなってしまった。
ただし、実績馬がいない分、ここで賞金を加算したいという1勝馬の陣営はかなりトーンが上がっている。多くの陣営から「今年の相手なら」という枕詞が聞かれたことからも、今回は全くノーチャンスという馬が少なく、激戦模様になりそうな予感。馬券的に大きくハネる期待も高まっており、決してつまらないレースではない。
来週は1月中山の最終週。昨年の師走競馬から続いた2ヶ月間の中山開催の一区切りになる。メインには伝統のGⅡ・AJCCが組まれているが、その他にも最終週らしい勝負話が多く舞い込んでいるとのこと。今から楽しみにしておいてほしい。




1枠1番
イェッツト
牡3/56.0kg 
蛯名正義/金成貴史
騎手厩舎連対率:26.1%
中山芝:1-0-0-0 
芝2000m:未経験 
《期待値65%》

デビュー戦は単勝20倍超の人気薄での勝利だったが、これは厩舎が「素質は感じる馬だけど、使いながら良くなりそうなタイプで、初戦向きじゃないかな…」と弱気だったのが影響したもの。新馬勝ちは厩舎にとっても嬉しい誤算だったようで、「半信半疑の仕上げだった前走であれだけ鮮やかに勝てるとは、思った以上にイイ馬なのかもしれない。一度使って状態はグンと上向いているし、重賞でも勝負になりそう」と、今回は感触がグッと上向いている。
1戦1勝馬なのでキャリアこそ浅いものの、中山コースを経験しているのは強み。最内枠からソツ無く立ち回れば連勝での重賞勝利があっても驚けない。





3枠5番
コズミックフォース
牡3/56.0kg 
戸崎圭太/国枝栄
騎手厩舎連対率:40.5%
中山芝:未経験 
芝2000m:1-0-1-0 
最高タイム:2.02.6
《期待値65%》

先週はシルクレーシングの馬で土日月の3日間連続重賞勝利という最高のスタートを切った戸崎圭太騎手。今年4戦目の重賞となる京成杯では、サンデーレーシングの勝負服を纏い国枝栄厩舎のコズミックフォースに騎乗する。アーモンドアイに続く戸崎×国枝での重賞制覇となるか注目だ。
未勝利勝ち直後の重賞挑戦となるが、関係者は「今年は1勝馬が多くて飛び抜けた馬も見当たらないし、能力的には十分通用する」と強気。「今の段階ではクラシックを勝つまでとは言えないけど、おそらくGⅠに歩を進めるまでは行けそうなレベルの馬。レースセンスがあるので中山へのコース替わりは気にならないし、不利や事故がなければ崩れることはないと思う」ということで、関係者の信頼度はかなり高い。





4枠7番
エイムアンドエンド
牡3/56.0kg 
三浦皇成/二ノ宮敬宇
騎手厩舎連対率:12.5%
中山芝:未経験 
芝2000m:1-0-1-0 
最高タイム:2.01.3
《期待値65%》

父は新種牡馬エイシンフラッシュ、母は本馬と同じ二ノ宮敬宇厩舎で管理され福島牝馬Sを勝ったロフティーエイムという血統のエイムアンドエンド。未勝利勝ちからの参戦となる今回は「結果次第で今後の方針を決める、試金石の一戦」とあくまで挑戦者の立場だが、その一方で「今年のメンバーならば分からないところはある。まだ緩い分、一戦ごとの成長が大きいし、勝負にならないとは思っていない」と密かに色気も持って臨んでいる。
初勝利の後は短期放牧に出ており、戻ってきてからは元気一杯。変則日程明けの今週は水曜日に坂路で軽く時計を出して木曜日にコースで本追い切りというプランだったのだが、水曜の坂路で時計が出過ぎてしまい、一部のメディアに追い切りだと勘違いされる一幕もあったように、相当具合は良いようだ。
三浦皇成騎手は怪我からの復帰後、二ノ宮厩舎の馬に乗って結果を出しており、今回も厩舎から期待されての乗り替わり。本人も「センスがある馬だと思って見ていましたし、一発狙って乗ります」と気合いを入れていたとのこと。


5枠8番
ダブルシャープ
牡3/56.0kg 
田中勝春/渡辺薫彦
騎手厩舎連対率:-
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値55%》

道営所属の立場でクローバーSを制し、札幌2歳Sでも3着と夏の北海道で活躍したダブルシャープ。前走の朝日杯フューチュリティSの前から栗東の渡辺薫彦厩舎に転厩してGⅠ挑戦を果たしたものの、そこでは見せ場無く9着とデビュー以来最低着順に終わってしまった。
今回は、そこから年末年始を挟んでの中3週。「前走は外枠で引っ掛かったのが響いたものだし、転厩してきた時からクラシック戦線で勝負になると厩舎でも期待している馬。相手の楽になるココで巻き返したい」と陣営のトーンは悪くないが、状態面に関しては「転厩やGⅠ挑戦で色々あったし、疲れは溜まってきている。悪くはないがキープが精一杯」というのが本音。中央の2戦はどちらもマイルで引っ掛かっていただけに、この距離だとさらに折り合いに気を遣うことになるだろう。





5枠9番
サクステッド
牡3/56.0kg 
吉田隼人/小西一男
騎手厩舎連対率:100.0%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値60%》

夏の新潟でタニノフランケル、オウケンムーンといった実力馬を撃破して勝ち上がった小西一男厩舎サクステッド。地味なプロフィールのせいか新馬戦当時も、そして今回も人気の盲点になっているが、世間の評価とは裏腹に、関係者はデビュー当時から一貫して高い期待を抱いている。軽視は禁物だ。
新馬戦後は「人気は無かったけど調教からも能力の高さを感じていたし、これくらいは走ると思っていました。私たちからすれば順当勝ちですよ」と、厩舎サイドは単勝67.1倍で勝った馬とは思えない強い言葉でレースを振り返っており、「しっかり育てて大きいところを狙える馬にしたい」と力強く関係者に語っていたそうだ。
続く萩Sは5着に敗れてしまったものの、「道悪が合わなかったので結果は仕方無いし、将来を見据えて関西への輸送を経験できたのは良かった」と厩舎サイドに気落ちはなく、今回は「高い能力を秘めているのは確か。自己条件ではなく、思い切って重賞を目標にしていきましょう」と、オーナーサイドと協議して京成杯への出走を決めたとのことだ。中山の良馬場なら見直しは可能で、見せ場以上の競馬になる可能性は十分にある。






6枠10番
デルタバローズ
牡3/56.0kg 
石橋脩/堀宣行
騎手厩舎連対率:18.0%
中山芝:未経験 
芝2000m:未経験 
《期待値60%》

10月東京の新馬戦で4馬身差の圧勝を見せ付け、復帰戦の舞台に京成杯を選んだ堀宣行厩舎の外国産馬デルタバローズ。情報筋によってこの馬への評価はまだ割れているが、かなりの素質を秘める馬であることは確か。先々も見据えて今回の走りには注目だ。
初戦はダートの新馬戦を除外になって使った芝のマイル戦。当時は「新馬戦くらいは能力だけで勝てるかもしれないが、先々はダート馬になる」という声が多く、4馬身差で勝った後も「ダート向きの馬なので道悪がマッチした」というのが関係者のジャッジだった。
しかし、放牧を挟んで復帰の舞台に選んだのは芝2000mの重賞。この判断には驚いたが、厩舎に近い関係者によると「休ませて体が成長したし、初戦と比べるとコントロールも利くようになった。走りがパワフルすぎるような面があり、本質的には違う条件の方が良いのかもしれませんが、持っている能力と現状の完成度を考えればココは勝ち負けになるという判断です」とのこと。この厩舎がこういう使い方をするのなら、それなり以上の勝算があってのこと。良馬場の2000mに対して不安の声も決して少なくはないが、大きな魅力を感じる1頭。前日発売で1番人気というのは意外だが、これもファンがこの馬の器に魅力を感じているからだろう。





8枠15番
ジェネラーレウーノ
牡3/56.0kg 
田辺裕信/矢野英一
騎手厩舎連対率:47.1%
中山芝:1-0-0-0 
芝2000m:2-0-0-0 
最高タイム:2.01.4
《期待値60%》

未勝利戦と葉牡丹賞を連勝して、京成杯に主役の1頭として臨む矢野英一厩舎ジェネラーレウーノ。デビュー以来のレース振りから能力は間違いなく高いのだが、その一方で未だに改善が見られないのが気性の悪さ。今回もその点をどう評価するかがカギになってくる。
「前走は番手の石橋脩が気を遣ってくれたので事なきを得たけど、フラフラ物見して相当危ないレースでしたよ」と振り返るのは、前走からコンビを組む田辺騎手の関係者。「この中間は集中させようとチークを着けてみたが、全く効果なし。前走のように楽に逃げ切れればいいですが、仕掛けてプレッシャーを掛けられたり、外から被せられたりしたらどうなるか分からないです」と、厩舎スタッフも勝ち負け以前に無事にレースが出来るかを心配するような状況だ。
とはいえ、能力と実績は今年のメンバーなら間違いなく上であり、大外枠を引けたのはこの馬にとっては有難い。関係者も「まともに走れば勝ち負け」と思っているのは確かであり、ピンかパーかの極端な結果になるのではないかと見られている。



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