フェアリーステークス

中山11R フェアリーステークス
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】







中山競馬場2日目11R
第34回
フェアリーS
芝 1600m/GⅢ/3歳/牝馬/国際/別定


【事前情報ランクM】


6年連続で2桁人気の馬が連対しているように、とにかく波乱要素が強いのがフェアリーSという重賞。1月の初頭という施行時期のため実績馬は概ね休養に入っており、ほとんどが1勝馬というメンバーで行われることが多く、そもそもがキャリアの浅い3歳牝馬同士でトリッキーな中山マイルを舞台に争うレース。戦力比較も不透明、どの馬が流れに乗って競馬が出来るかも不透明という状況では、毎年のように波乱となるのも仕方無いだろう。
ただし、今年はやや例年とは様相が違う。1勝馬が多いのは普段通りだが、今年はいわゆる社台系の良血馬、特に一口クラブの期待馬が多くエントリーしてきており、全体のレベルが高い。上位拮抗のオッズなので低配当の決着となる可能性は低いが、もしかすると例年のような超人気薄の台頭はないかもしれないし、今年はこのレースからクラシック戦線の有力馬が登場するかもしれない。




1枠1番
サヤカチャン
牝3/54.0kg 
松岡正海/田所秀孝
騎手厩舎連対率:16.7%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-1-0-1 
最高タイム:1.35.0
《期待値60%》

今年のメンバーでは唯一となる“前走・阪神ジュベナイルフィリーズ組”である、田所秀孝厩舎サヤカチャン。2走前のアルテミスSでの2着も含め、強敵相手に戦ってきた経験と実績は一枚上。好走しても人気になりにくいタイプだが、最内枠を引いた今回もやはり侮れないだろう。
前走のプラス12キロに関しては「成長分を差し引いても太かった」と厩舎サイドが振り返っており、「今回は絞るためにビシビシ攻めた」とのこと。先手を取れずに見せ場無く終わってしまったのも、太目残りが影響していたのだろう。シャープな状態で出てくれば、絶好枠から出脚を活かして先手を取り、アルテミスSの再現もあり得る。


1枠2番
デュッセルドルフ
牝3/54.0kg 
田辺裕信/木村哲也
騎手厩舎連対率:20.0%
中山芝:1-0-0-0 
芝1600m:1-0-0-0 
最高タイム:1.37.1
《期待値55%》

今回と同じ中山マイルの新馬戦を人気に応えて優勝。その後はフェアリーSを目標にして放牧を挟んで仕上げてきたとのことで、1戦1勝馬ながらココに向けての勝負気配は高い。3歳牝馬同士で戦うトリッキーなコースでの一戦だけに、経験があるのは強みになるだろう。
能力の高さに関してはどの関係者も口を揃えて「重賞でも勝負になるモノは持っている」と断言。「ほとんどが1勝馬同士だし、重賞と言って怯むことはない。前走は外々を回りながら力で捻じ伏せた内容だったし、この枠から上手く立ち回ればもっと良い脚を使える」と、今回も期待を抱いている。ただし、入厩後に一度捻挫して緩めた期間があり、最終追い切りでも遅れてしまったのは陣営にとって想定外。「この状態で勝負になれば本当に先々は大きいところを狙えるんですが…」と、決して万全の仕上がりとはなっていないようだ。


3枠5番
ライレローズ
牝3/54.0kg 
北村宏司/古賀慎明
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-1-0-0 
最高タイム:1.34.9
《期待値65%》

新馬戦は道悪の影響もあってオハナとの競り合いで僅かに敗れたが、2戦目で人気に応えアッサリと勝ち上がり。中山でのレースは初めてとなるが、「レースが上手いのでむしろ中山の方が強みが活きそう」と、コース替わりをプラス材料と見る関係者も少なくない。デビュー前から厩舎では「この世代はこの馬でクラシックを狙えれば…」と言われていた期待馬だけに、重賞のココでも求められる結果は大きい。
この馬に関しては、新馬戦から手綱を取る北村宏司騎手もかなり高く評価しているようで、「新馬戦だって普通なら勝っていた。相当高い能力を秘めているし、器用さが中山マイルで活きるはずです」と自信アリの様子。厩舎も「今回はヒロシと心中だ」と全権委任の談。血統のスケールや見た目の勝ちっぷりが地味な分で人気にならないが、しっかり評価しないといけない1頭だろう。


4枠7番
トロワゼトワル
牝3/54.0kg 
福永祐一/安田隆行
騎手厩舎連対率:35.9%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-0-0-1 
最高タイム:1.35.3
《期待値65%》

ハイレベルなメンバーが揃っていた中京の新馬戦を快勝し、放牧を挟んで挑戦したアルテミスSは4着に健闘。安田隆行厩舎が管理するロードカナロアの初年度産駒の1頭であり、福永祐一騎手も今回を含め3戦全てでこの馬のために遠征している。もちろん有力馬として数えるべき1頭になるだろう。
4着だったアルテミスSに関して、関係者は「輸送が堪えてレース前に終わっていた」と振り返っている。「走りが硬く、直線はモタれてしまったので無理に追わなかったが、最後は馬が勝手に伸びた」との話で、やはり元の能力が相当高いのだろう。この中間はテンションを上げないように工夫しながら調整されており、「今度はレースで力を出し切れるはず」と陣営は巻き返しへ手応え十分。「クラシックに乗せるために、今回は賞金加算が絶対」と、強い意欲をもって再び東上してきている。


5枠10番
スカーレットカラー
牝3/54.0kg 
太宰啓介/高橋亮
騎手厩舎連対率:11.1%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-1-0-1 
最高タイム:1.35.3
《期待値60%》

夏の中京で初勝利を挙げ、休養を挟んでアルテミスSが5着、白菊賞がリリーノーブルの2着と上のクラスでも堅実な走りを見せている高橋亮厩舎スカーレットカラー。阪神ジュベナイルフィリーズを除外になり、その後は自己条件も含めてどのレースを使うか悩んでいたそうだが、レース間隔や相手関係を見極めてフェアリーSへの遠征を決断。陣営としては好勝負の手応えがあるという。
「GⅠを使っていたら押せ押せのローテになって反動が出ていたと思うので、除外で良かったんじゃないかと思います。ゆったり間隔を取って調整できたので、良い状態でレースに向かえますよ」と、仕上がりは良好な様子。「アルテミスSの時には輸送してからカイ食いが落ちてしまったので、今回も長距離輸送は課題ですね」と不安材料もあり、そこは当日の気配を確かめたいところだが、力を出し切れば上位争いになる1頭であることは確かだ。


7枠14番
プリモシーン
牝3/54.0kg 
戸崎圭太/木村哲也
騎手厩舎連対率:28.6%
中山芝:0-1-0-0 
芝1600m:1-1-0-0 
最高タイム:1.34.2
《期待値60%》

母モシーンはオーストラリアGⅠを4勝した名牝で、父には天下のディープインパクト。シルクレーシングからこの世代の目玉の1頭として募集されていたのが木村哲也厩舎プリモシーン。新馬戦はトーセンブレス(阪神JF4着)に敗れたものの、東京での2戦目で、今回も人気を分け合っているテトラドラクマとの追い比べを制して初勝利。その後はNF天栄で疲れを癒しながら、クラシック戦線へ向けてのプランを練っていた。
11月の下旬にはフェアリーSで始動するプランが決定し、12月14日に帰厩。「口向きに課題が出てきた」「走りのバランスが悪い」など、中間は厩舎サイドから厳しいジャッジも飛んでいたが、これも素質の高さと将来性に期待しているからこそだ。器用なタイプとは言い難いので初めての中山マイルと外枠への対応はポイントになってくるが、能力だけで圧倒というシーンも十分想像できるのがこの馬。そうなれば一気に牝馬路線の主役の1頭に躍り出るだろう。



8枠16番
テトラドラクマ
牝3/54.0kg 
石橋脩/小西一男
騎手厩舎連対率:100.0%
中山芝:未経験 
芝1600m:1-1-0-0 
最高タイム:1.33.9
《期待値60%》

前走の未勝利戦を5馬身差で勝ち上がり、一気に注目度を増して重賞に臨むのが小西一男厩舎テトラドラクマ。今振り返れば福島の芝1200mでデビューさせたのが不思議なほどで、今や関係者の間では「クラシックに乗せたい馬」との評価が固まっている。
好走したのはいずれも東京コースだが、「中山向きの器用さがあるのでコース替わりは不問」とのことで、大外枠はさすがに難しさがあるものの、中山だからと大きく割り引く必要はなさそう。2走前に騎乗し、今回改めてコンビを組む石橋脩騎手、さらに前走で圧勝を導いた戸崎圭太騎手がどちらも「かなり走る馬」と絶賛しており、勝負になる雰囲気は漂わせている。一点だけ、ある関係者が「この中間はテンションが上がってきているのが気になる」とつぶやいており、当日の気配は見ておきたいところ。



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