産経賞オールカマー

中山11R 産経賞オールカマー
有力馬事前情報 事前情報ランク【マル特M】

中山競馬場7日目11R
第63回
オールカマー
芝 2200m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランク マル特M】


前日最終オッズがステファノス4.8倍の1番人気から始まり、タンタアレグリア5.8倍、アルバート6.6倍、モンドインテロ6.7倍、ルージュバック7.9倍、ブラックバゴ10.0倍、カフジプリンス10.0倍という大混戦。当日の売れ方次第でいくらでも順番は入れ替わりそうな接近したオッズで、専門紙、スポーツ紙の印もバラバラ。まさに、WORLDが週半ばから予告していた通りの「主役不在の情報戦」となっている。
しかし、表には出ない情報を聞いている我々からすれば、こういった混戦こそ腕の見せ所であり、馬券的な大チャンス。人気はほぼ並んでいる馬でも陣営の本音は様々であり、情報を精査していけば自ずと高配当に辿り着くことが出来るであろう。
以下の前日情報から馬券の急所を、そして、参加されたメンバーの皆様は、SPECIALTY情報の当日最終決断まで楽しみにお待ち頂きたい。
いよいよ来週は、この中山で秋のGⅠ開幕となる第51回スプリンターズSが行なわれる。オールカマーも十分魅力的な一戦だが、実は、スプリンターズSは秋最初のGⅠにふさわしい、大きな勝負処になるとの方針が既に固まっているようだ。そちらに関する情報も、絶対にお見逃しないように強くお願いしたい。







1枠2番
アルバート
牡6/57.0kg 
石橋脩/堀宣行
騎手厩舎連対率:12.9%
中山芝:2-0-0-5 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

3600mのステイヤーズSを連覇中で、今年は3400mのダイヤモンドSにも優勝。前走の天皇賞・春ではGⅠで初めての掲示板となる5着に健闘しており、長距離路線ではトップの1頭という存在の堀宣行厩舎アルバート。今回は、この馬にとっては短すぎる2200m、そして秋初戦での仕上がりが評価のカギとなるだろう。条件に関しては「距離は確かに短いが、今回は中山なら相性の良さで克服出来るとみてココを始動戦に選んだ」と関係者は説明している。仕上がりに関しては「中間は仕上がりが遅れているような時期もあったが、さすがこの厩舎といったところで直前にキッチリ状態を整えてきた」という話。堀厩舎が「態勢は整った」と言うなら、他の厩舎の同じ言葉よりは信頼が置けるだろう。なお、今年はこの後オーストラリアに遠征予定。その意味で、やはりベストは3000m超のレースと考えられているようだが。





2枠4番
ブラックバゴ
牡5/56.0kg 
内田博幸/斎藤誠
騎手厩舎連対率:11.1%
中山芝:1-1-1-2 
芝2200m:未経験 
《期待値60%》

前走の函館戦は追い切りでの失敗、現地筋からの「ノド鳴りが酷い」という報告などで、一部では危険な人気馬扱いされていたのだが、いざ走ってみると最後方から楽に進出して直線アッサリ抜け出す快勝。これには陣営も「この馬らしからぬ上手い競馬だった。能力だけで走っていた馬が、ようやく競馬を覚えてきたのかな」と驚いていたという。この勝利でOPで返り咲き、その後はオールカマーを目標に調整。「中山は重賞でも好走歴があるように相性の良い舞台。相手は揃ったが、コッチは夏場に1回使っている強みもあるし戦える手応えはあるよ」と、陣営は強気で臨んでいる。





3枠6番
ルージュバック
牝5/55.0kg 
北村宏司/大竹正博
騎手厩舎連対率:13.6%
中山芝:0-1-0-1 
芝2200m:0-0-0-1 
最高タイム:2.15.0
《期待値60%》

この秋はオールカマーからの始動となる大竹正博厩舎ルージュバックだが、これは「秋の大目標をエリザベス女王杯にしたので、そこから逆算してこのレースを選んだ」とのこと。今までは強気に牡馬相手の王道路線を歩んでいたが、いよいよ引退を半年後に控え、GⅠ戴冠のチャンスを牝馬GⅠに託すことにしたようだ。今回の鞍上は北村宏司騎手。これは情報的には気掛かりなところ。主戦の戸崎騎手は同じオーナーのステファノスとルージュバックの天秤でステファノスの方を選び、空いたルージュバックには当初田辺騎手を起用する予定で進んでいたが、これもノーザンFの「チャンスがある馬に良い騎手を乗せたい」という意向で田辺騎手はモンドインテロにスライド。再び鞍上が空いてしまったところに北村宏司騎手の起用という流れになったようだ。話通りなら関係者の期待度は高くないように受け取れるが…。
一方、これまでは外厩でギリギリまで調整されて10日競馬やそれに近い形でレースに臨んでいたのが、今回は早めに帰厩して厩舎の手で仕上げられている。これもノーザンFが見放したと受け取れないこともないが、美浦の関係者は「調整を替えて馬が変わるかも」と密かに期待してもいるらしい。


4枠8番
ステファノス
牡6/56.0kg 
戸崎圭太/藤原英昭
騎手厩舎連対率:31.0%
中山芝:0-0-1-1 
芝2200m:0-0-0-2 
最高タイム:2.11.9
《期待値65%》

上記の通り、リーディングジョッキーの戸崎圭太騎手がルージュバックを捨てて乗ることにしたのが藤原英昭厩舎ステファノス。同じノーザンF・キャロットFの2頭であり、先約などの面倒な絡みはなく、戸崎騎手が自分の意思で選んだのか、それともノーザンF側からの指示だったのかは明らかでないものの、関係者の間でより期待されているのがステファノスの方であることは明らかであろう。
さて、この馬と言えば休み明けはあまり走らず、叩き2走目で大きくデキを上げてくるのはもはや世間一般にもお馴染みだが、この秋も初戦は叩き台仕様かと言われると、少し雰囲気が違う。「今年は今までの成績を意識して、敢えて早めに帰厩させて初戦から仕上がるように工夫してきた。これまでの毎日王冠から始動戦を変えてきたのも良い意味での"狙い"があるようですよ」と、今回は初戦から結果を求めにきているようだ。3年間勝ち星が無いのが不思議なくらいの実力馬で、仕上がっているとなれば軽視は出来ないだろう。





5枠9番
タンタアレグリア
牡5/57.0kg 
蛯名正義/国枝栄
騎手厩舎連対率:19.2%
中山芝:1-0-0-2 
芝2200m:2-0-0-1 
最高タイム:2.11.9
《期待値55%》

1月に行なわれた同条件のGⅡアメリカジョッキークラブカップを制した国枝栄厩舎タンタアレグリアだが、今回はそれ以来の休み明け。やはりこの臨戦過程には割引が必要なようだ。前走後は日経賞に向かう予定も、右前脚に深管骨瘤が出て天皇賞・春への直行に予定を変更。しかし、放牧するも患部が良くならず天皇賞・春も間に合わず、今度は宝塚記念に予定変更。ところが、今度も山元で負荷を強めたところ歩様が乱れてしまい、宝塚記念も断念。結局春はどこも使えないまま北海道に戻って立て直すこととなってしまった。
今回、脚元の状態は安定し、レースを走るに当たっての不安はないものの、仕上がりに関してはやはり一息と言わざるを得ない状態。「牧場からガレて帰ってきて、それを戻しながら加減しての調整。中間には一度疝痛も発症しており、ようやく張りが出てきたかな、というタイミングでの出走です」と、陣営は控え目。今週の火曜日に乗った鞍上も「まあまあ」としか言えなかったとの話だ。能力とコース適性は文句無しだが、それでどこまで食い込めるか。





7枠14番
モンドインテロ
牡5/56.0kg 
田辺裕信/手塚貴久
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-0-1-0 
芝2200m:未経験 
《期待値65%》

他の有力馬に対して、使った強みがあるのが手塚貴久厩舎モンドインテロ。前走の札幌日経OPはプラス18キロで厩舎サイドも「予想外に太目で驚いた」との話だったが、それでもレースは格の違いを見せ付ける快勝。「今回は2戦目で少し絞れてベストの480キロ台で走れそうだし、中山の外回り2200mは前から使ってみたいと思っていた条件。他がモタつくようなら勝ち負けまで持ち込めます」と厩舎のトーンは上向いている。ここまでは「OPなら無敵、重賞だと掲示板、GⅠだとまだ厳しいかな」という成績を刻んでいるこの馬だが、今回は重賞タイトル獲得に向けてチャンスの大きい一戦かもしれない。


8枠15番
カフジプリンス
牡4/56.0kg 
丸田恭介/矢作芳人
騎手厩舎連対率:25.0%
中山芝:1-0-0-0 
芝2200m:1-0-1-1 
最高タイム:2.13.6
《期待値60%》

前走の新潟記念は前半からペースが緩まず、速い時計の決着で更に底力が求められる一戦だった。矢作芳人厩舎カフジプリンスは3番手を追走し、直線に入ったところで一旦は完全に後続に交わされたものの、他馬の脚色が鈍った最後の1ハロンで再び3着まで差し返してくるという味のある競馬を見せた。「前走はこの馬の持ち味が活きる展開になりました。本質的にズブくてスタミナ自慢の長距離型。距離が延びるのは当然良いし、中山の外回りも流れは合うと思います」と今回も陣営は前向きで、「中2週だけど疲れるどころかさらにデキが良くなっている」と状態面も問題なし。騎乗予定だった中谷騎手は騎乗停止となってしまったが、関係者は「がむしゃらに追うイメージの丸田騎手なら合いそうだし、却って面白い」と、この乗り替わりに期待しているようだった。





8枠16番
ツクバアズマオー
牡6/56.0kg 
吉田豊/尾形充弘
騎手厩舎連対率:12.3%
中山芝:5-2-2-6 
芝2200m:1-0-1-0 
最高タイム:2.12.1
《期待値50%》

昨年のこのレースで◎ゴールドアクターの対抗に指名し、6番人気ながら僅差の3着に食い込んだ尾形充弘厩舎ツクバアズマオー。輸送が全くダメで、滞在の北海道か、美浦からの輸送が短い中山でしかレースまで状態を保てないこの馬にとって、夏の北海道~秋の中山は結果を残すための生命線。今年も北海道から返す刀でこのレースに臨んでいる。昨年は強い内容で3着に入っているように「普通の小回り2000mより、中山の2200mのようなトリッキーなコースの方が持ち味が活きる」と関係者は変わり身を見込んでおり、近走不振でも油断は出来ないところだが、鞍上などに言わせると「良い頃の覇気が無くて、ダラダラ走っているだけ」と厳しい言葉が並ぶ。果たして今回、中山に舞台を移すことでスイッチが入るかどうか?



スポンサーサイト



コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する