共同通信杯

東京11R 共同通信杯(GⅢ)
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

東京競馬場6日目11R
第51回
共同通信杯
芝 1800m/GⅢ/3歳/国際/別定


【事前情報ランクM】


牡馬クラシック路線を占う重要な一戦となりそうな今年の共同通信杯。レイデオロやブレスジャーニーの始動が遅れそうとの情報もあり、牝馬路線と比べてまだまだ混沌としている牡馬クラシックだが、だからこそこのレースの結果次第で一気に勢力図が動く可能性もある。今年も少頭数だが、それだけのメンバーが揃ったと言っていいだろう。
昨年の勝ち馬ディーマジェスティも直行で皐月賞を制し、過去5年の勝ち馬のうち4頭がGⅠホースとなっている。2年前には2冠馬ドゥラメンテが2着、5年前にはダービー馬ディープブリランテが2着。たとえ勝てなかったとしても内容のある競馬を見せれば大舞台で輝きを放つ可能性はある。やはり注目必至の一戦だ。




1枠1番
スワーヴリチャード
牡3/56.0kg 
四位洋文/庄野靖志
騎手厩舎連対率:41.7%
東京芝:0-1-0-0 
芝1800m:0-1-0-0 
最高タイム:1.48.3
《期待値65%》

前走の東スポ杯2歳Sで本命公開し、的中馬券をお届けしているスワーヴリチャード。当時は上位3頭から少し離された4番人気と世間的な注目度はまだまだだったが、「本気でダービーを意識している馬」と聞いていた通り、見せ場十分のクビ差2着で賞金加算に成功。今年はこのレースからの始動となる。
この中間は前走の惜敗を糧に調教量を強化。「東スポ杯の時は抜け出してからフラつくところがあったので、しっかりと真っ直ぐ走れるように強化してきた」とのことで、その成果で「追い出してからの反応がすこぶる良くなったし、トモの力強さも増して確実に成長している」と陣営の手応えは良好だ。昨秋からのさらなる進化を見せ付け、主役の1頭として本番に臨みたい。


3枠3番
タイセイスターリー
牡3/56.0kg 
ルメール/矢作芳人
騎手厩舎連対率:42.9%
東京芝:未経験 
芝1800m:未経験 
《期待値60%》

デビュー前の稽古に乗った時点で川田騎手が「コレは朝日杯の乗り馬が決まりましたね」と話したという逸話など、そのポテンシャルの高さは関係者の間で兼ねてから評判となっていたタイセイスターリー。その半面で気性的な危うさもあり、2走前のデイリー杯2歳Sでは終始外に逃げっぱなしで全くレースにならず惨敗するなど脆い面も。前走のシンザン記念は好スタートから折り合いを気にして道中どんどん位置取りが悪くなってしまい、3~4コーナーで再び進出すると直線は抜群の伸びを見せるが、先頭に立ったところで気が抜けて止まって内から差され、ゴール寸前でまた盛り返し2着。このように、まだまだ能力の高さとレースの不安定さが同居する段階だ。
今回は「今後の路線を決めるためのレースという位置付け」とのこと。輸送をクリアできるか、距離に対応できるか、若さを出さずまともなレースが出来るかなど、どの距離の大舞台を目指すのか、はたまた春は成長を待つのかなど、陣営としても試金石の一戦に位置付けている。秘めるポテンシャルを考えればこの相手でも突き抜けるシーンがあっておかしくないが、クリアすべき課題は多い。


4枠4番
ムーヴザワールド
牡3/56.0kg 
戸崎圭太/石坂正
騎手厩舎連対率:30.0%
東京芝:0-0-1-0 
芝1800m:1-0-1-0 
最高タイム:1.47.8
《期待値65%》

前走の東スポ杯2歳Sは3着といっても着差はクビ+ハナ。ゴールの瞬間はスワーヴリチャードに対して伸び返しており、「1戦1勝、しかもまだまだ緩さを残す中でこの走りが出来るならば十分。来春への展望は広がった」と、関係者の評価は全く落ちていない。
今回は休養を挟んで調教でもシッカリと負荷を掛け、前回よりも全然デキがイイとの話。「速い時計を出した本数が全然違うし、今回は中身が大きく変わってきている。大型馬特有のモサモサしたところが無くなって成長を感じる」と厩舎はその成長ぶりと仕上がりを絶賛しており、「今回は何としても賞金を加算しておきたい」と、“まずは力試し”という雰囲気もあった前走とは結果に対する意気込みが違うようだ。役者の揃っている牝馬路線に比べると、まだまだ確たる存在がいない牡馬クラシック路線、この馬はノーザンF×サンデーRの大将格になりうる存在だけに、今回の走りと結果は牡馬クラシック全体の帰趨に影響してきそうだ。


5枠5番
エアウィンザー
牡3/56.0kg 
武豊/角居勝彦
騎手厩舎連対率:50.0%
東京芝:未経験 
芝1800m:0-1-0-0 
最高タイム:1.47.8
《期待値60%》

デビュー前から「兄(エアスピネル)より上」という触れ込みで評判となっていたエアウィンザーだが、現状は「まだ開花し切っていない」という状況だろうか。「乗り味は抜群だし、ポテンシャルの高さは間違いない」と武豊騎手やその周辺も絶賛するようにその能力の高さは確かなはずだが、「前の馬を抜かそうとしなかったり、先頭に立つとフワっとしてしまう」など子供っぽさを残し、「まだギアを出し切っていない」とまだレースで全力を発揮できていない印象もあるようだ。
前走の福寿草特別も、相手関係や今後のローテや賞金面を考えると勝っておかなければならない一戦だったが、勝ち馬に上手く乗られたとはいえ物足りなさの残る2着。「プラス10キロで馬体が緩かったのもあるし、今回は叩いて良くなっている。この中間はシャドーロールを着けてみたりと対策はしているし、力を出せればこの相手でも戦えるはず」と陣営は前進への期待を強調するが、果たして今回が素質開花の舞台となるかどうか。


6枠7番
ビルズトレジャー
牝3/54.0kg 
田中勝春/田中剛
騎手厩舎連対率:60.0%
東京芝:1-1-0-0 
芝1800m:未経験 
《期待値55%》

オーナーの要望もあって、やや無謀な挑戦という雰囲気で使ったホープフルSが7着。着順そのものは大したことないが、勝負処で前が詰まって仕掛けられず、直線も狭い馬群を縫いながらレイデオロに次ぐ2位の上がりで追い込んでおり、意外にもその中身は見所あり。陣営や一部の関係者の間では「距離にも一応のメドが立ったし、思っていた以上に走れる馬なのかもしれない」と前走後から地味に評価が上がっている。今回も「勝ち負けという意味では1400mの自己条件の方が良かったし、上位馬とは差があります」というのが偽らざる本音だが、「ジッとしていれば確実に末脚は使えるし、東京の長い直線で展開が嵌まるようなら…」と密かに色気も持っているようだ。ヒモ穴としては一考の余地がある。


8枠10番
アサギリジョー
牡3/56.0kg 
石川裕紀人/相沢郁
騎手厩舎連対率:14.3%
東京芝:1-1-0-0 
芝1800m:0-1-0-0 
最高タイム:1.53.2
《期待値60%》

前走の京成杯は外からの追い込み勢が上位を独占する展開。しかもアサギリジョー自身コマノインパルスに寄られる不利もあり、ゴール前盛り返しての5着はかなり収穫の濃い内容だった。「自己条件ならともかく、重賞で自分から動いて勝ち切るような力は無い」と関係者は控え目だが、体調面は至って良好のようで、今回は初勝利を挙げた東京に舞台が替わる。「無理に勝ちに行かず、じっと展開を待っていれば食い込めるかも」と、善戦程度なら十分に可能性があると踏んでいるようだ。デビューから一度も崩れていないように注文の付かないタイプで、有力馬が力を出せない展開になれば代わって浮上というシーンも。



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