ステイヤーズS

中山11R ステイヤーズS(GⅡ)
有力馬事前情報 事前情報ランク【C】

中山競馬場1日目11R
第50回
ステイヤーズS
芝 3600m/GⅡ/3歳上/国際/別定


【事前情報ランクC】


JRAのレースでは最長の3600mを走破する、冬の中山名物の一つとも言えるマラソンレース。現在の番組体系の中ではいささかイレギュラーな立ち位置となってしまっているために例年メンバーレベルはあまり高くならないのだが、だからこそトウカイトリックやデスペラード、今年の出走馬で言えばファタモルガーナのような個性派が輝きを放つレースでもある。例年このレースをステップに有馬記念へ臨む馬も何頭かいて、見過ごせないレースとなるだろう。
来週はお馴染みのドル箱条件ダート1200mでカペラS、3週目は重賞に昇格して2年目となるターコイズSが行なわれ、最終週は金曜日に中山大障害、日曜日に有馬記念。師走競馬の中山は4週全てで重賞が施行される。まずは一発目のステイヤーズSから勢いを付けたいところ!




3枠3番
アルバート
牡5/57.0kg 
ムーア/堀宣行
騎手厩舎連対率:52.4%
中山芝:1-0-0-4 
芝3600m:1-0-0-0 
最高タイム:3.45.9
《期待値70%》

前走のアルゼンチン共和国杯でも本命に推奨して的中馬券をお届けしている堀宣行厩舎アルバートが、連覇を狙ってステイヤーズSに参戦。もちろん今年も最注目の1頭となるだろう。条件クラスを卒業したばかりだった昨年と違って実績も賞金も十分の今年はジャパンカップにも特別登録を行なっていたが、「得意な条件で確実に獲りにいく」ということで出走を見送り、昨年同様このレースへ。「ジャパンカップをパスした分、余裕を持って上手く調整できました。休み明けだった前走からの上積みは大きいですし、昨年の圧勝からコースや距離には何の心配もありません」と厩舎関係者も自信を見せている。この後は「内容次第では有馬記念への参戦も視野に」とのことで、キッチリ結果を出したいところ。また、鞍上のムーア騎手は今週が短期免許最終週となる。堀厩舎とのコンビではこの秋も数々の勝利を収めてきたが、ココも決めるか。


5枠7番
ファタモルガーナ
セ8/56.0kg 
蛯名正義/荒川義之
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-2-0-1 
芝3600m:0-2-0-1 
最高タイム:3.46.7
《期待値65%》

すっかり長距離重賞の強豪としてお馴染みの存在となっているファタモルガーナ。重賞タイトルにはなかなか手が届かないものの、ステイヤーズSも2012年から参戦を続けて2着、2着、7着。今年は4度目の挑戦で頂点を狙う。来年には9歳を迎えるこの馬だが、毎年狙ったレースだけを使っているので馬はまだまだ若く、「前走を使った効果で動きも反応も良くなっていますよ」と、京都大賞典からの上積みも見込める様子。今年は初めて天皇賞・春に挑戦し、長距離適性を見せ16番人気で7着。このレースへのステップにも強敵が揃うことを承知で京都大賞典を選んでおり、いよいよタイトルを獲らせてあげたいという陣営の気持ちを感じるところ。「去年の勝ち馬も出てきて楽な戦いにはならないでしょうが、何とか1つ勲章が欲しいので頑張って欲しいですね」と陣営は控え目ながらも好勝負を強く願っている。


6枠8番
モンドインテロ
牡4/56.0kg 
ルメール/手塚貴久
騎手厩舎連対率:30.0%
中山芝:未経験 
芝3600m:未経験 
《期待値60%》

前走のアルゼンチン共和国杯、重賞勝ちの実績があるアルバートが57キロに対して重賞未勝利のこの馬が56.5キロというハンデ。直線で内から良い脚で伸びてきたが、ゴール前で甘くなり僅差の4着だった。「直線では馬場の悪いインを通ったこともあり、伸びを欠いてしまいました。それでも斤量差を考えれば差のない競馬をしていると言えます。中3週ですが緩めずに調教で負荷をかけてシッカリやりました。肩の感じから右回りの方がよりスムーズに走れます。なのでコース替わりは歓迎です。あとは距離ですが、以前ダイヤモンドSを使った時は、フワっと行って、パッタリという感じでしたが、その時とは馬の充実ぶりが違いますからね。今は器用になって自在に立ち回れるので、こなしてくれると思いますよ」と陣営。条件好転でココは重賞初制覇の大きなチャンスだろう。


6枠9番
マドリードカフェ
牡5/56.0kg 
川島信二/荒川義之
騎手厩舎連対率:14.3%
中山芝:0-0-0-1 
芝3600m:未経験 
《期待値65%》

今年初めの万葉Sを制しているマドリードカフェ。半年振りの復帰戦だった前走は12着と大敗しているが、陣営は「初めから休み明けをひと叩きしてのココが目標だった」と割り切っており、結果は気にしなくてもいいだろう。距離が2000mのアンドロメダSで復帰させたのもこの馬にとってベストの中1週でステイヤーズSに使うため。人気はないだろうが、陣営としては本気でこのレースを狙ってきている。直前の追い切りも普段以上にいい動きを見せており、「このデキなら狙う価値はある」と西の方でも密かに盛り上がっているようだ。荒川義之厩舎はファタモルガーナとこの馬の2頭出しだが、厩舎に近いある関係者は「もちろん実績はファタモルガーナがまだまだ上ですが、マドリードカフェの方も長距離路線ならかなり活躍できると思っている馬。ファタモルガーナが衰えても、荒川厩舎からはこの馬が長距離路線を賑わせることになると思いますよ」と、その将来性に大きな期待を抱いているようだ。


7枠10番
プロモントーリオ
セ6/56.0kg 
北村宏司/萩原清
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:0-0-0-1 
芝3600m:未経験 
《期待値60%》

去勢放牧明けで8ヶ月の休み明け。「10月中旬から乗り込みを開始して、ここ2週で急ピッチにやって一応の仕上がりになりました。去勢の効果はまだよくわかりませんが、悪い方には出ていないと思いますよ」と陣営。2週前のアンドロメダS(京都芝2000m)を除外になってしまい、長期休養明けでイキナリ初の3600mとなる事に関しては、「実は以前からこのくらいの長いところを試してみたかったんです。できれは昨年の今頃の順調で勢いがある時が良かったのですが、スタミナがあるし、ゆったりと運べるので案外合うかもしれませんよ」と前向きの陣営。今週の調教に乗った北村宏騎手も悪い感じはなく、距離に関しても「前半ジックリ行ければ」と意外にも好感触だったとの事。


8枠13番
カムフィー
牡7/56.0kg 
田辺裕信/池上昌和
騎手厩舎連対率:0.0%
中山芝:1-3-0-6 
芝3600m:0-1-0-0 
最高タイム:3.46.7
《期待値60%》

昨年のこのレースは格上挑戦で2着。その後はオープンクラスで結果が出ていないが、得意の長丁場で1年ぶりの激走を狙っている。「前走は休み明けだったし、夏場に一度戻したけど体調が整わずに牧場に戻したりと中間、順調に行かない部分もあった。そもそも天皇賞じゃいくらなんでも厳しいし、オーナーのための思い出作りを兼ねた叩き台ですよ」と、関係者は前走に関しては参考外を強調。「涼しくなって体調はいいし、条件馬だった去年と比べて余裕のあるローテなので元気一杯です」とデキに関しては2着した去年以上と言っていいようだ。普通のレースよりも向き不向きの出やすいレースだけに、警戒は怠れない存在だろう。

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