小倉2歳S

小倉11R 小倉2歳S(GⅢ)
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

小倉競馬場12日目11R
第36回
小倉2歳S
芝 1200m/GⅢ/2歳/国際/馬齢


【事前情報ランクM】


例年よりやや小粒な印象は拭えない今年の小倉2歳Sだが、余力タップリに勝ち上がった素質馬候補に、九州産のホープ、そして関東馬の遠征と意外にバリエーションは豊富で、面白いレースになりそうだ。台風の影響がどうなるかは当日の現地情報を聞いてからということになるが、まずは事前の情報を参考に、大方の骨組みを考えていただきたい。
さて、次週から秋競馬に突入。GⅠに直結するトライアルレースはもちろん、夏場を避けて充電していた馬があらゆる条件に出走、その仕上がり具合によっては大きく勝負できるケースもあるだろう。激戦必至のスーパー未勝利も含めて見所ばかりの秋競馬。その開幕をお待ちいただくとともに、当社の情報でハイシーズンを楽しんでいただきたい。




2枠2番
ダイイチターミナル
牡2/54.0kg 
嘉藤貴行/高市圭二
騎手厩舎連対率:100.0%
小倉芝:未経験 
芝1200m:1-1-0-0 
最高タイム:1.10.1
《期待値60%》

“規格外の馬”と言われたオーバースペックでさえ2着が精一杯。先週の新潟2歳Sを見る限り、やはりこの勝負服では重賞の壁は厚いようにも見える。ただ、この馬とて先のオーバースペック同様、「ウチの馬だと思わない方がいいですよ」と牧場関係者が語るほどの素質馬。内田博騎手がデビュー前の稽古に乗って絶賛、「コレは是非乗せて欲しい」と志願したという逸話もある(デビュー戦は騎乗停止中だったため騎乗できず)。そこまで盛り上がって初勝利に3戦を要するあたりが“いかにも”なところだが、その初勝利となった前走は、位置取り、上がりともに優秀なもの。「まだ上積みがあります」という厩舎スタッフの話通り、この中間の動きも切れを増しており、小倉現地到着後も「イイ感じで来ています」という報告アリ。さすがに大望は酷かもしれないが、雨の影響が残る鈍重馬場にでもなれば、真剣に考える必要も。それだけの馬であることは間違いない。


2枠3番
カシノマスト
牡2/54.0kg 
川須栄彦/蛯名利弘
騎手厩舎連対率:60.0%
小倉芝:1-1-0-0 
芝1200m:1-1-0-0 
最高タイム:1.09.6
《期待値50%》

この馬に関しては現地でも賛否両論あるそうだ。九州産限定のレースを除外になり、再投票で回った一般馬相手の新馬戦で6馬身差の圧勝。続くフェニックス賞でも2着に健闘し、九州産限定のひまわり賞は当然の大楽勝。一般馬相手の実績があることから、「コレは普通の九州産だと思っちゃいけない」という声も確かにある。実際、厩舎サイドも「とにかく元気一杯だし、調子はさらに上向いているくらい。そんなにバカみたいに負けるはずはないし、ひょっとしたらヤレる」と前向きな話に終始している。
ただ、新馬戦でこの馬にブッちぎられた一般馬が、2着メイショウカリナンの11着惨敗を筆頭に、軒並み次走で凡走しているということも見逃せない事実。「フェニックス賞だってビックリするくらいの低レベルだったわけだし、そこで負けてるようでは……」と、冷静に見る者も多い。ひまわり賞勝ち馬は、賞金を加算したことで秋まで休養するのが通例であり、実は小倉2歳Sに出走した例は意外に少ない。その意味で完成度勝負になる今なら……と言えないこともないが、あくまで人気と相談という域は出ない。


3枠4番
レーヌミノル
牝2/54.0kg 
浜中俊/本田優
騎手厩舎連対率:47.1%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.09.3
《期待値65%》

460キロ近辺と決して大型馬というわけではないが、「いかにもダイワメジャーという筋骨隆々の体付き」と事情通も語る好馬体の持ち主。特にトモのあたりの発達は牝馬離れしているらしい。
もちろん、厩舎サイドの評価も極めて高い馬で、先々は大きな舞台も視野に入っているとのこと。それもあって「一介の短距離馬にはしたくない」と、この時期からマイルもこなせるように造ってきているという裏話。決してこのレースが最大目標という感じはなく、まだ成長途上であることは明らかと言える。しかし、かつてフミノイマージンを手がけていた腕利きが担当するこの馬。その担当をして「久々に当たり引いたわ」と言わしめる抜群のポテンシャルは、ココに入れば一枚も二枚も上というもの。浜中も相当気に入ってる様子で、「勝てると思いますよ」と近しい関係者に自信のほどを伝えていたそうだ。
先週、水曜日、木曜日と連日時計が出ているように、チョッとした調教失敗のアクシデントはあったものの、「別に問題ありませんよ」と厩舎は涼しい顔をしていたという話。あとは馬場がどこまで悪くなるかだけ。ベタ爪で蹄底も薄いタイプで、「道悪はあんまり上手くなさそう」という見立てもある。



3枠5番
クインズサリナ
牝2/54.0kg 
川田将雅/西村真幸
騎手厩舎連対率:52.2%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:2-0-0-0 
最高タイム:1.09.4
《期待値55%》

一応2勝馬ではあるが、厩舎周辺のこの馬に対する評価は決して高くない。新馬戦から手綱を取っている川田も「新馬は仕上がりの差で勝てただけ。もしあそこで負けていたら、ずっと未勝利のままだったんじゃないか」という辛辣な評価を下しており、フェニックス賞も「相手に恵まれた」とバッサリ。「完成度が高く、レース運びが本当に上手」と、評価できる面がないこともないが、裏返せば「この程度の器」という見方も。前走後は小倉に滞在し、「使いつつ体が増えているし、今回はさらに良くなっている」とデキ自体は上向きのようだが、頭数増の内目枠。小柄な牝馬で、揉まれた際の不安も残り、実績ほど強くは推せない状況。


6枠11番
メイソンジュニア
牡2/54.0kg 
松山弘平/渡辺薫彦
騎手厩舎連対率:25.0%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.10.1
《期待値65%》

デビュー前の稽古で圧巻の動きを披露。「確勝級の新馬がいるぞ!」と栗東でもウワサになったという経緯があるこの馬。その評判通りの楽勝劇。直線でラチにブツかるアクシデントもご愛嬌レベル、「仕上がりも抜群だったし、僕は捕まっていただけです」と、鞍上も手放しの大絶賛だった。鞍上曰く「スピードの違いでハナに立っただけ」とのことで、控える競馬でも問題ないとうジャッジ。相手強化で試金石となるココだが、「足りる馬だと思っています」と、指揮官はヤル気に満ちているそうだ。
ちなみに、テキが気合を入れているのにはもうひとつ理由がある。というのもこの馬、テキが自分で選んでオーナーに買ってもらったのである。それもあって惚れ込み用は相当なもの。前走時から『勝って2歳S』の青写真を描いていたそうだ。


7枠13番
キョウヘイ
牡2/54.0kg 
高倉稜/宮本博
騎手厩舎連対率:17.4%
小倉芝:1-0-0-0 
芝1200m:1-0-0-0 
最高タイム:1.09.0
《期待値65%》

まだ気性的に恐がりなところが残っており、内で揉まれるような形だと不安も残るのだが、コレは高倉の評価が極めて高い馬で、「背中が抜群にイイんです。どんな競馬でもできるし、上のクラスに行っても楽しみな馬です」と、前走時からイイ話を聞いていた。その前走で快勝し、その後はこのレース一本に絞って調整は順調。担当も「すごく上手くできている」と自画自賛するほどで、小柄な馬の再輸送でもデキ落ちの心配は一切いらないだろう。その気性を考えれば、外目の枠を引けたことは大きく、世間的には持ち時計No.1という点がフィーチャーされる一方で、陣営は「荒れた馬場もOK。むしろ上手いよ」と、時計の掛かる馬場でパワー勝負になった方がさらにイイと見ているそうだ。鞍上高倉も「何とか良いレースしたい。外を引けたし面白いですよ」と色気タップリ。最大の伏兵はこの馬と語る者は意外に多い。


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