新潟記念

新潟11R 新潟記念(GⅢ)
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

新潟競馬場12日目11R
第52回
新潟記念
芝 2000m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


今年は七夕賞、函館記念、小倉記念の各勝ち馬が参戦。他にも「勝てば優勝の可能性あり」という状況の馬も多く、久々に「サマーシリーズ王者を決める最後の大一番」という様相が色濃い今年の新潟記念。今年は「秋を見据えての始動戦」という雰囲気の馬も例年より少なく、一層混戦模様に拍車を掛けている。
そして、新潟記念といえば「荒れる」ことが定番。1番人気のマーティンボロが制して順当に収まった一昨年が例外なくらいで、人気馬の沈没、超人気薄の台頭は当たり前。1番人気馬は近10年でその一昨年以外一度も馬券に絡んでいない。今年も上位勢から大穴馬まで、手広く情報を読み解いていく必要があるだろう。
さて、次週から秋競馬に突入。GⅠに直結するトライアルレースはもちろん、夏場を避けて充電していた馬があらゆる条件に出走、その仕上がり具合によっては大きく勝負できるケースもあるだろう。激戦必至のスーパー未勝利も含めて見所ばかりの秋競馬。その開幕をお待ちいただくとともに、当社の情報でハイシーズンを楽しんでいただきたい。



2枠4番
バーディーイーグル
牡6/54.0kg 
蛯名正義/国枝栄
騎手厩舎連対率:24.7%
新潟芝:未経験 
芝2000m:0-0-1-2 
最高タイム:1.59.6
《期待値60%》

デビュー以来長らくダート路線で戦い4勝を挙げていたが、準オープンで頭打ち気味になり1年間足踏み。そこで最初は「進境が無いので目先を変えてみる」という程度のトーンで芝を使ったのだが、何とこれが大当たり。4→3→1着とこれまでの停滞ぶりが嘘のように成績を上げてOP入り、前走で初めての重賞参戦も果たしたという国枝栄厩舎のバーディーイーグル。その前走、七夕賞は後方で終始外を回る苦しい形になりながらも直線ジワジワと伸びて7着。「さすがに重賞ではまだ荷が重いと思ったが、意外と形になった」と関係者も今後に期待を繋げる内容だった。今回は重賞2戦目での慣れに加えて、コース替わりが前進のカギ。「ダート時代から全て左回りで勝っていたし、芝で準OPを勝ち上がったのも東京コース。直線が長くなるのもいいし、流れ次第ではイイところがあるんじゃないかな」と関係者は新潟のこの舞台ならば…と密かに色気を持っているようだ。


3枠5番
マジェスティハーツ
牡6/55.0kg 
森一馬/松永昌博
騎手厩舎連対率:4.5%
新潟芝:0-2-0-3 
芝2000m:0-2-1-6 
最高タイム:1.57.9
《期待値55%》

今更書くまでも無いことだが、激しくモタれて非常に乗り難しく、それが戦績のムラと大成できない致命的な理由となっている松永昌博厩舎マジェスティハーツ。2走前の七夕賞は横山典弘騎手が早々に御すのを諦めて最後方のまま回ってきただけの大ヤラず、前走の関屋記念はテン乗りの北村友一騎手が道中は上手く導いていたように見えたが「直線で追い出したら反抗されて全く伸びませんでした」と、これまた力を出せず15着大敗。結局この馬を最も知る森一馬騎手に手綱が戻ってきた。新潟は2年前の新潟大賞典と昨年の関屋記念で2着と、重賞でも好走歴の多い好相性のコース。「休み無く使っているので状態は良くも悪くも平行線」とのことだが、森一馬騎手にとっても兼ねてから「この馬とタイトルを取りたい」と思い入れの深い1頭。この馬らしい競馬を引き出せれば、ここ2走のような無抵抗の惨敗とはならないはず。


4枠7番
ファントムライト
牡7/55.0kg 
内田博幸/藤原英昭
騎手厩舎連対率:30.8%
新潟芝:1-2-1-0 
芝2000m:1-4-4-1 
最高タイム:1.58.2
《期待値60%》

前走は「洋芝が合いそう」との狙いで初めて北海道に連れて行ったのだが、残念ながらこれは失敗。「滞在で馬がとぼけてしまったようだ」ということで調整が上手くいかず、レースはプラス14キロの太目。展開も向かず15着の大敗を喫してしまった。しかし、この結果を受けて札幌記念の予定を新潟に切り替え、栗東に戻ってからは順調に調整出来ているとのこと。「体は絞れてきているし、状態は上向き。まともならあんなに負ける馬じゃないので改めて期待しています」と陣営のトーンは下がっていない。そもそも、前走は敗因明確で、2走前の天皇賞は明らかに距離が長かった一戦。その前は2000m戦で5戦連続で馬券に絡んでいた実力馬であり、昨年のこのレースも3着。巻き返して何の不思議もない存在だ。


5枠10番
マイネルミラノ
牡6/57.5kg 
柴田大知/相沢郁
騎手厩舎連対率:13.3%
新潟芝:0-1-1-2 
芝2000m:4-1-1-8 
最高タイム:1.58.2
《期待値60%》

函館記念で待望の重賞初勝利を成し遂げ、今度はサマーシリーズ制覇を狙い新潟の地に狙いを向けてきた相沢郁厩舎マイネルミラノ。函館記念を走ったら次は札幌記念というのが一般的なイメージだが、敢えて新潟に矛先を向けてきた辺り、サマーシリーズ制覇への本気度が感じられるところだ。前走後は一度ビッグレッドファーム明和に移って一息入れ、再び函館競馬場に入厩して追い切り、そこから直接新潟競馬場に移動して滞在で最終追い切りを済ませている。
昨年のこのレースはやや特殊な展開になったが、離れた2番手に控える形で2着に好走。陣営は「自分のリズムで走れればハナには拘らない」と話しており、同型と無理に競り合って自滅という可能性はそう高くないはず。むしろ課題は57.5キロの重ハンデと、重賞を勝っての参戦で後ろからのマークが厳しくなるところだろう。


6枠12番
ロンギングダンサー
牡7/53.0kg 
吉田豊/勢司和浩
騎手厩舎連対率:0.0%
新潟芝:2-0-1-2 
芝2000m:3-1-2-11 
最高タイム:1.58.1
《期待値60%》

昨年の新潟記念が10番人気4着、前走の新潟大賞典が13番人気6着、そして準オープンを勝ったのも昨夏の新潟芝2000m、9番人気での差し切り。穴党にとっては気になる存在の新潟巧者、勢司和浩厩舎ロンギングダンサー。今回はコース相性に加えて状態面も絶好という話で、厩舎周辺は盛り上がっている模様。ここはちょっと見逃せない存在になりそうだ。「休み明けだがキッチリ仕上がっていて、最近の中では間違いなく一番と言えるデキ。53キロなら一発の可能性は十分にあるよ」と厩舎関係者は強気。追い込み一手のタイプなので展開の助けは要りそうだが、最終週を迎えて外差し優位の傾向が色濃くなりつつある今の馬場ならば十分に可能性はある。


7枠14番
アルバートドック
牡4/58.0kg 
戸崎圭太/須貝尚介
騎手厩舎連対率:44.4%
新潟芝:未経験 
芝2000m:2-1-1-2 
最高タイム:1.58.4
《期待値60%》

七夕賞を快勝し、2度目の重賞勝ち。須貝尚介厩舎に転厩してからは初の勲章獲得となったアルバートドック。もちろんココを勝てば文句無しのサマーシリーズ制覇。秋へ弾みを付けるという意味でも気合いの入る一戦だ。「この中間はゆったりとしたフットワークで前走時よりも数段快調」と状態はさらに上向いているようで、「今後のためにもさらに賞金を加算しておきたいですね」と陣営は引き続き勝ち負けを見込んでいる。
一方、不安要素が新潟へのコース替わり。これまでの重賞2勝はどちらも右回りの小回りコースで、中京と東京では流れに乗れず大敗を喫するなど左回りには良いイメージが無い。「直線が長いワンターンのコースもちょっと…」と不安視する声も一部では上がっているようだ。もちろん、大きいレースを狙う上では克服しなければならない要素ではあるが、58キロの重量も含め、今回はGⅢ級で終わるかGⅠを狙えるだけの存在になれるか、改めて試金石という雰囲気がある。



8枠17番
アデイインザライフ
牡5/55.0kg 
横山典弘/萩原清
騎手厩舎連対率:34.8%
新潟芝:未経験 
芝2000m:3-0-2-1 
最高タイム:1.59.6
《期待値55%》

5歳馬だが、陣営が「まだ未完成で良化の余地を残している段階」と話しているように発展途上の存在である萩原清厩舎アデイインザライフ。長い休養も多くこのレースがキャリア13戦目だが、これまでに掲示板を外したのは皐月賞だけ、3歳春には京成杯、弥生賞で3着と、世代戦とはいえ重賞実績もある。
今回は1000万、1600万と条件戦を連勝し、古馬オープンに上がっての初戦。ただ、前走後から5ヶ月の間隔が開いているように、まだまだパンとはしてこない現状。関係者は「あくまでも今回は今後にメドの立つ競馬が出来れば」と控え目で、まだ底を見せていない点や血統的な魅力を踏まえても、やや注目を集め過ぎている雰囲気はある。ココでイキナリ勝負になるようなら、この先はますます楽しみではあるが。



8枠18番
クランモンタナ
牡7/56.0kg 
和田竜二/音無秀孝
騎手厩舎連対率:25.0%
新潟芝:1-1-0-3 
芝2000m:3-4-5-13 
最高タイム:1.58.2
《期待値60%》

7歳にして悲願の重賞タイトルを掴み取った音無秀孝厩舎の良血馬クランモンタナ。その小倉記念は初騎乗の和田竜二騎手に導かれ、スタートから押して2番手を取りに行く積極的な運び。そして、3コーナー手前からムチが入って追い通しという見るからに厳しい手応えながら、和田騎手の必死の叱咤に応え、あれよあれよと最後まで脚色衰えず押し切ってしまう驚きの内容だった。「前走は馬のズブさにジョッキーが負けなかったから勝てた」と評する関係者もいるように、極端にズブいこの馬に和田竜二騎手は最高の組み合わせだったということ。7歳にして新たな道を切り開いた一戦だった。
今回も和田騎手が駆けつけ、サマーシリーズ制覇を目指して走る新潟記念。一昨年はこのレースで2着に入っており、信濃川特別も勝っているなどコース相性は良い。前走の勝ち方が見た目には格好のいいものでは無かったためか、今回も人気は上がってこないようだが、フロックだと軽視するのは危ない。

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