シリウスS

阪神11R シリウスS(GⅢ)
有力馬事前情報 事前情報ランク【M】

阪神競馬場8日目11R
第17回
シリウスS
ダ 2000m/GⅢ/3歳上/国際/ハンデ


【事前情報ランクM】


大目標のジャパンカップダート出走に向けて、ここで賞金加算が至上命題となる馬が少なくない一戦。しかも、その本番には超強力メンバーが揃うとあって「名より実」とココで結果を出したいという事情も見え隠れする。いずれにしてもGⅢながら上位は激戦必至ムード。馬券的にも面白い一戦となりそうだ。




1枠1番
グラッツィア
牡5/56.5kg 
柴田善臣/角居勝彦
騎手厩舎連対率:66.7%
阪神ダ:0-0-0-4 
ダ2000m:0-0-0-2 
最高タイム:2.04.6
《期待値60%》

前走は意外にもオープンでの初勝利だったが、最後は手綱を抑える余力十分の勝ちっぷり。年始の川崎記念では0.3秒差の3着があり、結果的には7番人気というは評価が低すぎた印象。昨年のこのレースでは2番手から早めに先頭に立つと直線は後続の餌食となってしまったが、当時は準オープンを勝った直後の初重賞挑戦だけに情状酌量の余地はあった。しかし、今年は春シーズン後半に休養を挟んだ効果で馬が逞しくなっており、「今なら重賞でも勝ち負け」と見る者は多い。前走から間隔は詰まるが、条件クラスとはいえ中1週で3勝を挙げており、厩舎関係者も「今がまさに充実期」と状態には自信を持っているらしい。鞍上も久々に跨った前走でかなり成長を感じていたようで、今回は勿論この馬のための阪神遠征。近い人物によると、何でも調教師から「乗りに来ないと他の人の馬になっちゃうよ」と言われたところ、「じゃあ行くよ」と二つ返事で遠征を決めたらしい。厩舎の方も秋競馬に入ってすでに8勝を挙げてリーディング独走中、さらにローズS、神戸新聞杯と現在2週連続で重賞を制しており、ムードはすこぶるイイようだ。


1枠2番
ケイアイレオーネ
牡3/53.0kg 
幸英明/西浦勝一
騎手厩舎連対率:19.0%
阪神ダ:未経験 
ダ2000m:0-0-1-0 
最高タイム:2.06.1
《期待値60%》

距離が延びる今回、2000mは長いと見る向きも少なくないが、厩舎に近い関係者によると陣営は「今週は西浦祭り」と盛り上がっているとのこと。その中でも特に色気を持っていたのがこの馬らしい。一息入っているがデキは前走以上のようで、初の古馬相手でも斤量差があるのでやれると踏んでいるとのこと。また、今回は「溜めるような競馬をさせる」予定らしく、軽視は禁物。そして鞍上の幸、先週日曜は右小趾中足骨骨折で急遽の乗り替わりとなったが、今週は土日で19鞍に乗る予定になっており、本人も「競馬に行けば大丈夫」と言っていたらしい(ちなみに、幸は“騎乗数”にかなりこだわっているようで、エージェントにも「質より量」というオーダーをしているそうだ)。今年の3歳世代は、芝の重賞ではラブリーデイの小倉記念2着と、ゴットフリートの京成杯AH3着がある程度で、ここまでほとんど馬券になっていないが、先にダートの方で古馬混合の重賞制覇となるか?


3枠6番
フサイチセブン
牡7/57.0kg 
熊沢重文/松田国英
騎手厩舎連対率:0.0%
阪神ダ:0-1-1-2 
ダ2000m:0-0-1-1 
最高タイム:2.04.0
《期待値60%》

ゲート再審査明けということもあって、前走はゲート中心の仕上げ。「さすがに勝負になる仕上がりじゃない」と聞いていたのだが、そのわりにはいい走りを見せ古豪健在を密かにアピールしたことは見逃せない。今回は打って変わって順調な攻め馬を消化できており、「シッカリやれた分、格段の上積みが見込める」と担当も満足そうに話していたそうだ。鞍上熊沢も「背中はイイ。次だね」と前走時から手応えを感じており、「前回より期待できそう」と、こちらもヤル気になっているという話。休み休みにしか使えない馬が中6週で使える点も好材料。巷では「衰えが…」と評されているようだが、その実、「イイ線行くかもしれませんよ」と、周辺関係者の間では言われている。


5枠9番
サトノプリンシパル
牡3/53.0kg 
武豊/矢作芳人
騎手厩舎連対率:44.4%
阪神ダ:未経験 
ダ2000m:未経験 
《期待値60%》

ダートで崩れたのは2番手に控える競馬だった昇竜S(10着)だけというサトノプリンシパル。当時は直線並ばれるとほとんど抵抗できずに馬群に沈んでしまったが、その相手(後のJDダービー2着馬エーシンゴールド)やペースを考えると仕方のない部分もあった。本来の逃げの手に戻ったココ2戦が本来の姿。初対戦の古馬相手に1000万を勝ち、レパードSでは残り100mまで先頭で踏ん張り2着確保。勝ち馬には完敗も、自分の形に持ち込めれば重賞でもやれる所を見せた。ココもハナを主張できそうな組み合わせで、厩舎でも「距離が延びるのはイイし、他に行きたい馬がいても主張してハナに行ってもらうつもり」と話していたとのこと。前走は太目残りだった馬体も絞れているようで「53キロなら古馬相手でも」と一部では盛り上がっているようだ。


6枠11番
グランドシチー
牡6/58.5kg 
津村明秀/相沢郁
騎手厩舎連対率:15.2%
阪神ダ:0-0-2-3 
ダ2000m:0-1-2-2 
最高タイム:2.02.7
《期待値50%》

今春から目標と公言していたジャパンカップダート出走のために、ココは賞金加算が必須の状況。その意味で勝負掛かりの一戦ではあるのだが、どうもここに来ても状態面が上向いてこないという報告。今週の稽古では新馬と併せて同入するのが精一杯。その相手に乗っていた津村も「これはどうなの?」と首を捻っていたそうだ。その背景に「太目が絞れない」という悩みもあるらしく、「輸送で絞れるとは思うが、少なくとも490キロ台前半まで絞れていないと今回も動けないかもしれない」と担当は取捨のポイントを明かしてくれている。さらにはこの酷量。仁川Sでも58キロを背負って「進んでいかなかった」(当時の鞍上)という経緯があり、「関西圏の競馬は上がりが速いから、余計に斤量が堪える」という某関係者の話も。位置付け的には勝たなければいけないレースではあるのだが、取り巻く状況は決して楽ではない。


7枠13番
ナイスミーチュー
牡6/57.5kg 
小牧太/橋口弘次郎
騎手厩舎連対率:24.5%
阪神ダ:4-0-1-3 
ダ2000m:2-0-0-0 
最高タイム:2.03.3
《期待値65%》

休み明け、斤量増と条件は楽ではないものの、何と言っても昨年のこのレースの覇者。その昨年の方が「自信あった」とは鞍上の偽らざる本音だが、「稽古は動かないから心配していないし、先々が楽しみになる競馬をしないといけない」と、内心ではそう悲観する様子はないようだ。厩舎サイドからも「この馬にしてはむしろ稽古の動きは良かったし、このコースとは相性が良い。イキナリやれてもイイ」と、前向きな話。昨年から3.5キロ増える斤量に関しても「この馬も地力を付けていますから」と心配するところはないとの話。当然、連覇の可能性十分。


8枠15番
ハートビートソング
牡6/57.0kg 
秋山真一郎/平田修
騎手厩舎連対率:16.2%
阪神ダ:2-0-1-0 
ダ2000m:2-0-0-0 
最高タイム:2.03.1
《期待値65%》

結果的に内枠がアダになる形で追い出しが遅れてしまった前走。周辺では「秋山のヘグリ」という見立てが大勢を占めているのだが、当の秋山は「もう脚はなかった。そんなことより、この馬は断然右回りの方がイイんです」と、敗因は回りにあったと話している。いずれにしても、デビュー当初から大舞台を嘱望されている未完の大器。「そろそろタイトルを獲らせたい」と厩舎サイドの意気込みは並ではない。前走の翌日には放牧へと出され、8月中旬の段階でこのレースでの復帰が決定した背景。逆算して仕上げてきただけに、「多少太い程度で、そう影響はないレベル。力は出せる」と仕上がりに関しては抜かりはないという。何と言っても鞍上秋山。前走の敗因がどこにあるか、それを証明するためにもココは何としても結果を出さなければいけない鞍。2戦2勝の阪神ダ2000m、人馬ともに決めたい一戦となっている。



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